三菱商事はベトナムの石炭火力発電所の建設に
協力していた。
しかし最近になり、日本の大学生たちから
「なぜ今石炭火力発電所を作るのか?」等の
公開質問状を受けていた。
当初は「ベトナムの人達のインフラ整備のお手伝い」と
言っていたが、今回撤退を決めた。
そして「LNG火力」や「太陽光発電」で協力していくと
方向を転換した。
これには驚いた。
総事業費は20億ドルもの事業を止めるのだ。
これで日本の中で「火力発電」は完全に悪者になった。
何となく「LNG(液化天然ガス)」が救世主のように
扱われ始めた。
確かにNoX、Sは含まれずに、CO₂も石炭の半分くらい。
ただ、備蓄に関してはそんなにできない。
日本海側の海岸沿いで「風力発電」の機運が高まっている。
だが、それも地元からの反発で中々進まない。
確かに「再生可能エネルギー」としての、「太陽光発電」で
そこら中に「ソーラーパネル」が並んでいるのを見るのは、
あんまりよい景色ではない。
特に降雪地帯ならば、雪による発電効率の悪化は避けたい。
だから太陽光発電よりは、風力だと思うのだが。
これは昔からある理屈と同じ。
ごみ処理場は必要だと思うが、自分の近くは困る。
原発の電力は都会で必要だが、へき地でやってくれ。
そもそも海外のように、広大な砂漠や使えない土地が
あれば「電気畑」の考えも出来るが、日本では
メガソーラーは合わない気がする。
さらに「処分」の問題。
確かに現在取り組んでいるところはある。
が、10年後に大量に出てくる「ソーラーパネル」が
「廃棄物」になることは決定している。
そこでこのようなソーラー素材が注目を浴びている。

紫外線を吸収して再生可能エネルギーに。
廃棄農産物をアップサイクルした新素材。
「AuREUS(オーレウス)」である。
フィリピンの27歳のエンジニアが開発。
2020年「James Dyson Award」で「サステナビリティ賞」を
受賞した。
現在の試験結果によると、従来のソーラーパネルの
エネルギー生成率10〜25%を、48%まで引き上げることに
成功している。
素材中の粒子が紫外線を吸収して発光するため、
これにより曇り空でも安定した発電か可能。
詳しく知りたい方は「AuREUS(オーレウス)」で
検索してください。
これならどこにでも設置できるし、
処理もソーラーパネルより安心できそう。
人は追い詰められると色々なアイデア出ますね。
ではでは・・・
スクラップマスター南
yukimm425@gmail.com