先日家電品など1トン車5500円で引き取りの件。
関東の友人よりその件に関してメールを頂きました。
内容を抜粋してこちらに載せさせていただきます。

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このコロナ禍の中で営業に回るのもどうかと思い、
会社にてあれこれやっております。
ブログを見ると何やら都内のグ〇○○ズリサイクル
なる会社のことが載ってました。
直接は知りませんが、大体のスキーム図は
見えそうな気がします。
家電リサイクル法は都内であろうがどこであろうが
変わっていません。
当社もこのような業者の件を当社を担当する
県の廃棄物担当者に聞いたことがあります。
有価で購入して中古で販売する場合の業者については
有価物なので家電リサイクル対象外。
有価でも逆有償でもない0円というのが限りなく
グレーゾーンで存在します。
綺麗に積んであれば中古品として海外にでも
販売するのは法的には問題なし。
ユンボでぐちゃぐちゃにしていれば指導に入る、
ということでしたが、基本的には通報でもあれば
入るぐらいの感じではないでしょうか。
1台5500円は運賃だと開き直り、0円だから廃棄物ではない、
と言い張るのでしょう。
お金を取っている以上、廃掃法の一般廃棄物の業許可が必要。
運搬と言い張るのなら、貨物運送法による緑ナンバー
(営業ナンバー)の取得が必要です。
ああ、人件費という名目もありそうです。
経営者がどのような人物かは分かりませんが、
中古家電の輸出等の会社にいたことが
あるのではないかと思われます。
そこに今回の鉄屑の高値がきましたので、回収品目も
販売できる品目に限定すれば、この金額でなんとか
やっていけるのではないでしょうか。
回収の条件も色々と書いてありましたので、
おそらくそういう事ではないかと思います。
許認可を見たところ、古物商のみのようなので、
許認可取得の難しい、一般廃棄物の収集運搬は
取っていないでしょう。
この手の業者は出ては消えを繰り返していますが、
法人化までしてというと、何かしらのバックが
付いていると考えてしまいます。
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大体皆さん同様な意見ですね。
行政も「通報」や「被害届」、「不法投棄」が確認できねば
対応しないということです。
まあこのような事は無くならないでしょう。
実際に一部の人達の仕事になっていますから。
だいぶ前ですがテレビで東京の「アルミ缶拾い」で
生活している人達の特集を見たことがある。
公園で寝泊まりし、「アルミ缶」を1日に20〜30キロ拾い、
近くの非鉄屋に持って行く人達を追いかけたもの。
当時は80円/キロくらいだった。
20キロあれば1600円位になり、弁当とワンカップが
買えて何とか食ってはいける。
その非鉄屋の社長は、たまの夕方公園に一升瓶を持って
営業に行くという。
そこで彼らと一緒に酒を酌み交わすのが「営業」。
このように暮らす人たちが本来なら地域に入る「収入」を
横取り、窃盗していると大声で非難する地域の人も多い。
そのエリアだけでも年間数千万円になるという。
だが、彼らは「生活保護」を受けることを嫌い、
自力で稼いでいるのだ。
確かに「法的」には違法だが、人々が不要としたものを
「リサイクル資源として売却」でその日の糧を得ている。
どちらの言い分も分かるので、当局も割と目をつぶっている。
これが大規模で、明らかな犯罪になれば話は違うだろうが、
アルミ缶を拾って飯を食っている人を蔑ろにしたら、
逆に犯罪が増えると危惧する人たちも多い。
今はアルミ缶も相当値が上がっているし、スチール缶でも
集めればそこそこの金になる。
僕はそれを「ダメ」とは言えない。
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コンビニの袋の有料化が浸透してます。
小泉君は頑張っているのでしょうが、どうかな?
ただ、ここに来て「廃プラ処理」に関しては
大きく動く可能性が出て来た。
そのような動きを「大手」がし始めているので、
これはチャンスなのか?それとも実はもっと先なのか?
この動きについては、これから追跡します。
ではでは・・
スクラップマスター南
yukimm425@gmail.com
posted by スクラップマスター at 09:08|
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