2023年05月31日

日本製鉄のグリーン鋼材「NS Carbolex Neutral」


こんにちは。

少し肌寒いですが、体調に気を付けて。



日本製鉄の八幡が電炉を2基稼動させます。

・2023年9月に供給を始める日本製鉄のグリーン鋼材「NS Carbolex Neutral」は、同社の瀬戸内製鉄所広畑地区(兵庫県姫路市)にある稼働中の電炉を使って製造する。

同じ量の鋼材を造る際に、電炉は高炉よりもCO2排出量を約1/4に減らせるとされる。

電炉で造ったグリーン鋼材には、「マスバランス方式注)」を適用する。

これにより、第三者機関から「CO2排出量100%削減」の認定を受けられる。

注)鋼材製造時のCO2削減効果を特定の鋼材に割り当てること。
例えば、1tの鋼材を造る際にCO2排出量を20%減らすことができれば、そのうち20%(200kg)の鋼材は「CO2排出量ゼロ」と認定される。


つまり今まで高炉で作った鉄は1トン作ると2トンのCO2を
排出していた。

それが電炉で作ると1トンで0.5トンしかCO2を出さない。

すると1トン当たり75%削減できたという訳になる。

仮に100トンを電炉で作ると150トンのCO2を削減になる。

これは高炉での75トン分のCO2排出量と同じになるので、
75トンは「グリーン鋼材」に計上しても良いというのも。

※他にも水素を使うなどの色々な考え方がある。


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・水素で走る車を発見。

こちらは「Al」ではなく「Mg」を使う。

マグネシウムです。


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動画はこちら。


水素ステーションよりもこちらの方が良いかも。


今日はここまで。



金属とお金の神様「御金神社」

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今日もいい日。

ではでは・・

スクラップマスター南

yukimm425@gmail.com




posted by スクラップマスター at 10:20| 二酸化炭素ゼロ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月30日

中国情報


こんにちは。

今回の中国情報です。


中国で無人タクシーが急増。車はレクサス。


中国当局の権力維持、「一村一警」で監視拡大


中国の幼稚園で「密告会開催」、文革再現


中国の小麦産地で水害

※小麦を刈るコンバインは収穫期においては「高速代無料」です。
が、今回何だかんだ屁理屈を付けて罰金を徴収しようとして
多くのコンバインを積んだ車を動けなくした。
そのおかげで本来なら収穫できていた小麦が、大雨によって
水没してしまい収穫できなくなった。
自分達さえ儲かれば他はどうなろうと関係ない。
正にそのせいで小麦が消えた。


💥雲南省 数千人の武装警、数万人が抵抗し衝突勃発💥昆明市、社会保障費で債務返済、投資会社債の60兆元がすぐ破綻か💥米国で法輪功を陥れた中共代理人が逮捕された


※イスラム教のモスクを破壊しようとして大激突。
イスラム教徒は一歩も引かない。


【精鋭論壇】中国経済 大恐慌に陥る 1929年の世界恐慌は、直接第二次世界大戦につながったが

※少し長いですが、これは絶対観た方がいい。


今回はここまで。


ではでは・・

スクラップマスター南

yukimm425@gmail.com



posted by スクラップマスター at 11:48| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

日本製鉄 八幡が電気炉を・・


こんにちは。

この雨、実は「梅雨入り」していました。

なぜか懐かしい気がします。



・銅が円安もあり戻してきました。

119万円/トンとなりましたが、先はドウでしょう?


・東鐵が5/19以降動いていないなと思っていたら、
関西では荷物が少ないという事で戻り始めていると。

やはり上がったら下がり、下がれば上がるという事。

銅も鉄も数年前から比べれば高いです。

でもあくまで相対的なものですから、何が基準か?ですね。


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そして「日本製鉄」の八幡が動き始めます。
(日刊工業新聞)

・日本製鉄は八幡地区(北九州市戸畑区)などで1基当たり年産能力が150万―200万トンの大型電気炉を導入する検討を進めている。

2030年までに現在の高炉1基を電炉2基以上に転換する見通しだ。

森高弘副社長は日刊工業新聞社の取材に「八幡では年400万トン程度の粗鋼生産能力を維持する前提だ。

電炉化には生産量がミドルクラスの製鉄所が適切で、高炉更新のタイミングも踏まえ候補とした」と選定の理由を語った。


電炉で生産する場合、二酸化炭素(CO2)排出量が高炉の約4分の1。
日鉄は30年度のCO2排出量を13年度比30%減とするため水素還元製鉄の技術開発などを進めており、電炉化はその一環となる。

検討する電炉1基は1チャージ300トン級。

ただ森副社長は「高炉に比べ生産性は低い。

一方で粗鋼生産1000万トンクラスの製鉄所で電炉を何基も置くのは非現実的」と述べた。


120年を超す歴史を持つ八幡地区は「電炉化によって、環境に優しい象徴的な拠点になる。
(併せて大型電炉を検討している)広畑地区(兵庫県姫路市)とともにすでに電磁鋼板の2大拠点。

広畑は(年産能力70万トンの)電炉で高級鋼を先行生産しており、(ノウハウの横展開で)八幡では安心して電炉をつくれる」との考えを示した。

一方、電気自動車(EV)モーター用の電磁鋼板の生産を増強するため、阪神地区堺(堺市西区)を三つ目の拠点に決めたことについては、「(薄板ラインの一部設備休止という)構造改革で生まれたスペースや、既存の建屋や設備の一部を有効活用し、投資をミニマムにできる」とメリットを強調した。

さらに日鉄が24年3月期連結業績予想(国際会計基準)の在庫評価影響などを除く実力事業利益で、前期比9・0%増の8000億円以上を予想することに関しては、「橋本英二社長が言うように、達成できれば収益建て直しの意味では“終結宣言”を出せる」と語った。

その場合、25年春に予定する鹿島地区(茨城県鹿嶋市)高炉1基休止の扱いは「予定通り休止する。鉄鋼内需の縮小、海外の地産地消ニーズに伴う輸出の限界という構造は何ら変わっていない。

むしろコロナ禍で前倒しされた」とし、構造改革メニューの完遂は必須との考えを示した。

ここ数年、改善している大口顧客向け「ひも付き価格」には「顧客との間で価格の先決め、3カ月単位での見直しを進めている。

短期的には原材料価格などの変動もあろうが、現状のマージンは年間で一定を維持できるよう対応していきたい」と語った。



※ここで「日本はどのくらい鉄くずを輸出していたのか?」。

(日本鉄リサイクル工業会 2022年より)

・総輸出量

2022年 合計約631万トン

・仕向け地別

1位 韓国向け  314万トン(49.7%)
2位 ベトナム  131万トン
3位 台湾    63万トン

・輸出量が多い品目

1位 ヘビースクラップ      309万トン(49%)
2位 切削・打ち抜きスクラップ  106万トン(16.8%)
3位 その他スクラップ      76万トン(12.1%)
4位 シュレッダースクラップ   67万トン(10.7%)


★仕向け地別 推移

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これを見ると、韓国とベトナム、台湾がお得意様。

中国は2021年からだが2022年は「バングラディッシュ」に
抜かれている。

気になるのは「インド」の動向です。


★品目別の推移

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※なかなか面白い資料だと思います。
詳しくは下から確認してください。

2022年スクラップ輸出について




これを見て思うのはやはり「鉄くず」は取り合いになる。

特に日本のスクラップは世界的に評価が高い。

2022年に630万トン輸出されていたが、日本製鉄は
400万トン使う方向で動いています。
(※2020年には930万トンが輸出されていた)

量を持つ人たちは面白いのではないでしょうか。




今日は鉄の神様「南宮大社」

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今日もいい日。

ではでは・・


スクラップマスター南

yukimm425@gmail.com


posted by スクラップマスター at 08:47| 鉄屑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月29日

アルミからお湯を作る


こんにちは。

昨日は友人に引きずられて中日の二軍戦を見ました。

天気も良く風もあり良い日でした。

思った以上に観客が多く、中日頑張らないといけないですね。



今回は非常に面白い取り組みを紹介します。

・リサイクルアルミから水素作り湯沸かし
 高岡市の宿泊施設に

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リサイクルしたアルミから製造した水素でお湯を沸かす装置が高岡市の宿泊施設に設置され、24日にお披露目の式典が開かれました。

この装置は高岡市のベンチャー企業、アルハイテックと金沢市に本社がある住宅メーカー、北陸ミサワホームが高岡市の宿泊施設に共同で設置したものです。
24日に高岡市で装置をお披露目する式典が開かれ、関係者がテープカットをして祝いました。

水素は燃やしても二酸化炭素を出さないため次世代エネルギーとして注目される一方、輸送に多くのコストがかかることや一般的な製造過程では二酸化炭素を排出することが課題です。

今回設置した装置は廃棄物として回収されたアルミ缶やアルミの切りくずなどを原料に水素を製造し、その場で燃料として使うため輸送コストがかからず、水素を製造する際にも二酸化炭素を排出しないことが特徴です。

開発した企業によりますと、アルミから製造した水素でお湯を沸かす装置が実用化されるのは世界で初めてだということで、経済産業省が所管するNEDO=新エネルギー・産業技術総合開発機構から設置費用の助成を受けています。

アルハイテックの水木伸明社長は「アルミからの水素製造は持続可能なリサイクルだと思う。いろんな業種や業態で取り組みを始めたい」と話していました。

装置で沸かしたお湯は宿泊施設の部屋に設置された露天風呂で使われるということです。

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廃棄物として回収したアルミから水素を製造する技術は今後のアルミ需要の変化が追い風となって、ますます注目されるとみられます。

アルミは少ないエネルギーで溶かしたり形を変えたりできるためリサイクルしやすい金属とされています。

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一方でリサイクルを繰り返すと純度の低い鋳造材という材料になり、主に車のエンジンのシリンダーブロックという部品に使われます。

ただ、車のボディーなどに使われる展伸材という高純度のアルミの需要が年々高まるのに対して、EV化でエンジンの需要が減少することに伴い鋳造材の需要は落ち込むと予想されるため、リサイクルが進まなくなることが懸念されています。

アルミメーカーなどで作る国際アルミニウム協会の推計によりますと、こうした需給のミスマッチが原因でリサイクルされないアルミは2050年に約2000万トンにのぼるとされています。

このため、アルミの廃棄物を製品としてリサイクルするだけでなく、水素の原料として活用する技術が注目されています。

※最後の方の「アルミが余る」というのは信じられないが、
このような使い方も増えるのではと思います。


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中国おすすめ動画。

中国の中小企業「大量倒産」


中国、金のインゴットも偽物


中国 中学校教師 給料未払い抗議 アリババ自動運転研究所 解散


中国当局「暗号化通信禁止」、若者の覚醒を恐れる



※デジタル通貨も知っておかないといけない。



今日は一宮市の「大神神社」

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台風の影響の雨に気を付けよう。

ではでは・・

スクラップマスター南

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posted by スクラップマスター at 08:38| エネルギー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月28日

沖縄 拓南製鐵


こんにちは。

今日は曇りがちですが、丁度良い日ですね。



皆さんは「鉄筋」がどのように製造されているか、
見たことはありますか?

僕は大分昔に見た記憶があります。


昨日「鉄筋が出来るまで・・」のような動画が上がって
いたので思わず見てみた。

そうしたら何度もお邪魔したことのある「拓南製鐵(商事)」
さんのところが制作していた動画だった。

いやあ迫力ありますし、これ分かりやすいですね。

非常に丁寧に作られていて驚きました。

是非一度見てください。

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動画はこちら。

※勝手に応援団でした。

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最近水素「H₂」が話題です。

水を電気分解すると出来るのは当たり前。

電気で水素と酸素に強制的に分離します。


でも「アルミ」にお湯をかければ簡単に水素が発生します。

1gのアルミから1リットルの水素が出ます。

1kgなら100リットルの水素が出る。

でもこれは実用的ではありません。

まだまだ「水素」は課題が多い。

※この方式で水素を取り出してお湯を沸かす会社がある。



地球が酸素を得た原因の「シアノバクテリア」、
その「光合成」が答えのような気がする。

30億年前から植物は、これしかやっていない。

つまり「水分子」から電子を奪い、その副産物として
「酸素」が生まれる。

水から酸素を吐き出させるのは「光合成」。
「葉緑素」の仕組み。

結局は「電子」の奪い合いが全て。

人間が苦労している「水分解」を植物は当たり前としている。

これが最も素晴らしい技術だろう。


だから最後には葉緑素を効果的に使うのでは?

期待しています。




「不二阿祖山太神宮」

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今日もいい日。

ではでは・・

スクラップマスター南

yukimm425@gmail.com


posted by スクラップマスター at 11:02| 鉄屑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする