2021年01月16日

新電力に関して


先日の新電力に参加している方から連絡が入りました。


以下がその詳細になります。


JEPX(日本卸電力取引所)におけるスポット価格における
高騰について、弊社が契約した電力会社の営業マンから
聞いた話をフィードバックさせていただきます。

この度のスポット価格高騰の要因は、LNG(液化天然ガス)の
不足が取り上げられています。

これは寒波による電力需要の増加がもたらしたもので、
日本海側の豪雪により太陽光発電の減少もあり、
これを賄うためにLNG火力発電の強化。

しかし、世界的なLNGの輸入増加、コロナによる船舶の
遅れにより調達が思うようにいかない。
LNGの在庫調整が始まり、電力需給がひっ迫、高騰を招いた。
と、このようなシナリオらしいです。

しかし、スポット価格が異常な高騰を見せたのはLNGの
不足ではなく新電力会社自身が招いた失態だそうです。

新電力会社は電気の調達先の大部分をJPEXに依存しています。

JEPXでは大手の電力会社の余剰電力、太陽光など
再生可能エネルギーが取引されています。

新電力会社は30分単位で翌日の顧客の需要を予測し、
JEPXから買い付けを行いますが、ここで需要の読みを
大きく見誤ったことが価格高騰の原因となります。

電気は「発電=消費」が原理原則で、JPEXの取引でも同様
「買い付け=需要」のバランスをほぼ一致させなければ
なりません。
しかし新電力会社の増加、寒波による電力需要の増加、
コロナがもたらす需要の変化など、多くの新電力会社が
電力需要を見誤ったことで、供給も少ない状態となり
JPEXの限られた電力を調達すべく価格高騰を招いた
ことになります。

今回の件から、新電力会社と契約している場合は供給元が
どこなのか?契約書を確認するか、問い合わせをして明確に
しておくことが重要です。
電力供給源がJPEXのみという新電力会社はこのような
リスクがあることを再認識する必要があります。

またリスクヘッジとして新電力会社の中にも自前で発電設備を
持っている会社もあります。
そこでは今回のような万が一に備え、固定料金にスイッチング
できるサービスもあります。
(この会社は昨年12月中旬には顧客に固定料金へ
スイッチングをお知らせしたそうです)

現在1254社の電力会社が新電力として届出を
出しています(エネチェンジから)

補足ですが、新電力会社は「インバランス料金」と呼ばれる
ペナルティがかかります。
これは顧客の需要とJPEXからの供給を一致させるためのもので、
需要予測を見誤らないたにするものです。

これに関しても大きな負担を強いられていく
新電力会社が出てくるようです。

新電力がJPEXから仕入れた電気は3日後くらいには
支払う必要があります。

ですが顧客から回収できるのは1ヶ月以上先になります。
また、インバランス料金と重なり今回の高騰でキャッシュが
まわらなくなる電力会社も出るかもしれません。
新電力の再編もあるかもしれません。

この度の高騰は、イレギュラーで落ち着きを見せればまた
今までのような価格に戻ると言っていました。
早ければ今月下旬とも。


ではでは・・・

スクラップマスター南

yukimm425@gmail.com
posted by スクラップマスター at 11:22| 電気 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする