
この青い線は、すべてチベットからの河川です。
その川が通る国は、中国からパキスタン、インド、ネパール、
ブータン、バングラデシュ、ミャンマー、タイ、ベトナム、
ラオス、カンボジア含め11か国に上る。
現在メコン川の水位が大幅に下がっている。
過去100年で最低レベル。
これは中国が2013年にブラマプトラ川に3つの
「水力ダム」の建設承認したせいだ。
2013年時点で中国はチベットを水源とする河川に
100のダムの建設を計画している。
でも下流国は中国に面と向かって文句は言えない。
大事な貿易相手だから。

でもそんなことで済まない状況になり始めている。
「国際水域の非航行的利用に関する条約」に対して
中国は最終的に反対票を投じている。
水は生命活動を行うのに必須だが、東南アジア諸国は
中国に大事な「水」を握られている。
また中国はすべての下流国と水量保証に関する条約を
締結していない。
つまり下の図のようになっている。

中国がチベット一帯を絶対に手放さない理由がここにある。
世界のヒマラヤ山脈こそが「命の水」の元なのだ。
チベットはその水が集まる超重要な場所です。
でも各国が黙っているか?
それこそダム爆破まで起こるでしょう。
これが東南アジアの一番重要な問題です。
中国は地下水をくみ上げすぎて、これ以上地下水に
頼ることはできない。
それも理由のひとつです。
ではでは・・
スクラップマスター南
yukimm425@gmail.com
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