
(勝手に電力2.0より)
「PPA」が、「TCFD」が、「CDP」が大変ですね。
「非化石証書」が、「トラッキング」が、「環境価値」が。
これを理解している人は相当なものです。
多分自宅や会社でソーラーパネルのFITやっていたり、
会社でグリーンエネルギー調達をしている方です。
ソーラーパネル設置の問題があるが、グリーンエネルギー・
再生エネルギーの市場規模は、東北大震災以降の
FITの市場規模をはるかに上回る規模です。
やはり「動脈」の勢いは凄い。
ちょっと真剣に勉強しないといけません。
とりあえず分かる所から説明しようと思う。
まず「非化石証書」について。
これは「電気の産地証明」と同じ。
つまり自分の使う電気が「どこの再生エネルギー」か?
それを追跡(トラッキング)出来る「血統書」のようなもの。
区別が出来ることにより「環境価値」が付与される。
通常は「火力」「水力」「風力」「太陽光」「原子力」の
電気は送電線に送られて、混ざるから区別はできない。
そこで「CO2を出さない再生エネルギー」を使っていると、
いう証明ができると、企業として「ブランド」が上がる。
つまりそこには「環境価値」がある、という考え。
非化石証書には3つの種類があります。
@は「FIT非化石証書」(再生エネ指定)
これは「FIT制度」の物で、太陽光・水力・風力・バイオマス・
地熱などの再生エネルギーに対して。
Aは「非FIT非化石証書」(指定なし)
大型水力などのFITでない再生エネルギー。
この@Aは「CO2が出ない」環境価値のある電気。
そして次のBですが、これが曲者。
B「非FIT非化石証書」(指定なし)
「原子力」などの「CO2は出ないが、環境負担が大きいもの」
これらの「非化石証書」は、当然の如く「有料」です。
最低価格は1円/kWhからで、現在は確か1.3円/kWhくらい。
非化石証書の売り上げは、再エネ賦課金に対する負担軽減と
再エネの安定的な普及に役立てられるという建前。
都合よく聞こえますが、Bは原発にお金を払う事と同じです。
今日はここまで・・
知らないとあっという間に置いてきぼりになりそうです。
ではでは・・
スクラップマスター南
yukimm425@gmail.com
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