2021年08月27日

これは勉強しないと大変なことになる。「再エネ」

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(勝手に電力2.0より)

「PPA」が、「TCFD」が、「CDP」が大変ですね。

「非化石証書」が、「トラッキング」が、「環境価値」が。


これを理解している人は相当なものです。


多分自宅や会社でソーラーパネルのFITやっていたり、
会社でグリーンエネルギー調達をしている方です。


ソーラーパネル設置の問題があるが、グリーンエネルギー・
再生エネルギーの市場規模は、東北大震災以降の
FITの市場規模をはるかに上回る規模です。

やはり「動脈」の勢いは凄い。

ちょっと真剣に勉強しないといけません。


とりあえず分かる所から説明しようと思う。

まず「非化石証書」について。


これは「電気の産地証明」と同じ。

つまり自分の使う電気が「どこの再生エネルギー」か?
それを追跡(トラッキング)出来る「血統書」のようなもの。

区別が出来ることにより「環境価値」が付与される。

通常は「火力」「水力」「風力」「太陽光」「原子力」の
電気は送電線に送られて、混ざるから区別はできない。

そこで「CO2を出さない再生エネルギー」を使っていると、
いう証明ができると、企業として「ブランド」が上がる。

つまりそこには「環境価値」がある、という考え。


非化石証書には3つの種類があります。

@は「FIT非化石証書」(再生エネ指定)

これは「FIT制度」の物で、太陽光・水力・風力・バイオマス・
地熱などの再生エネルギーに対して。

Aは「非FIT非化石証書」(指定なし)

大型水力などのFITでない再生エネルギー


この@Aは「CO2が出ない」環境価値のある電気。

そして次のBですが、これが曲者。

B「非FIT非化石証書」(指定なし)

「原子力」などの「CO2は出ないが、環境負担が大きいもの」


これらの「非化石証書」は、当然の如く「有料」です。

最低価格は1円/kWhからで、現在は確か1.3円/kWhくらい。


非化石証書の売り上げは、再エネ賦課金に対する負担軽減と
再エネの安定的な普及に役立てられるという建前。

都合よく聞こえますが、Bは原発にお金を払う事と同じです。


今日はここまで・・

知らないとあっという間に置いてきぼりになりそうです。


ではでは・・

スクラップマスター南

yukimm425@gmail.com





posted by スクラップマスター at 09:12| 再エネ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする