おはようございます。
こちらは少し寒いだけで良い天気です。
雪のあるエリアの方、どうぞお気をつけて。
・九州最大規模のメガソーラー発電所が完成 年間で約3万8000世帯の電力を発電
九州最大規模のメガソーラー発電施設が熊本県の山都町(やまとちょう)と高森町(たかもりまち)に完成し、稼働を始めています。
年間およそ3万8000世帯分の電力を発電します。
完成したのは、山都町と高森町の3か所で、あわせて約191ヘクタールの広大な面積に太陽光パネル約35万枚を設置した九州最大規模のメガソーラー発電施設です。
全国で再生可能エネルギー事業を展開する東京の2社が運営するもので、すでに2022年5月から順次、稼働しています。
発電出力は約143メガワットで、一般家庭 約3万8000世帯の年間消費電力量に相当します。
また、CO2排出削減効果は、年間で約7万5000トンが見込まれるということです。

※このような大規模PV設備がドンドンできます。
でも九州で台風・火山噴火の影響等を考えると
このまま10年20年と持つのか疑問。
するとこのような新しいリサイクル技術が。
・新虎興産(大阪市西区、木村高士社長)は、太陽電池のセルとカバーガラスを、超高圧で水を噴射するウオータージェットで分離する技術を開発した。
カバーガラスを原形サイズのまま剝離でき、より効率的な太陽電池リサイクルにつながる。
同社は太陽電池パネルの大量廃棄が予想される5年後ごろの事業化を目指し、ウオータージェット装置メーカーのスギノマシン(富山県滑川市)と共同で自動化装置を開発する。
新技術では、太陽電池パネルの裏面から高圧水を噴射して電池セルだけを粉砕し、硬度の高いカバーガラスは破砕せず残す。
セルに含まれる鉛やセレン、カドミウムなどの有害物質を除去でき、ガラスをリサイクル利用しやすくなる。
新虎興産では今後、あらゆる太陽電池メーカーのパネルに対応できるように試験を続けながら、自動化装置の開発を進める
またカバーガラスのリユース先などについても模索していく。
※現在は・破砕(回転刃)・ブラスト方式・剥離(金属ブラシ)
・加熱分離(ホットナイフ)の4つが主流。
ここに新たに「ウォータージェット方式」が参入。
5年後をめどに開発がすすめられます。
すべて一長一短があるので、どの方式が良いかは
やる側の考え方ですね。
最大の問題は「ガラス」です。
・・・・・・・・・・・・・・・
・アルミ缶みたいに、リサイクルできるものを『資源ゴミ』って言うけど、あれは『資源』であって『ゴミ』じゃないですから。
これはマシンガンズ滝沢さんの発言。
リサイクルに携わっている人はほとんど分かっている。
アルミ缶は「CAN to CAN」が叫ばれていた20年前から
「ソフトプレス」が主流になっている。
それまでは「ハードプレス」のありました。
今もありますが、高く売るには「ソフトプレス」で
ないと通りません。
やり方は@まずソフトプレスをバラバラにする。
A鋭い歯先の回転刃である程度の大きさにする。
※これで中にある異物や水分を大まかに取る。
Bアルミ缶には「塗料」が塗ってあるものが多い。
それを焼却。(低い温度帯で塗料を燃やす)
Cさらに「煤」を取るために、叩いてから丸める。
大体がこのような方式になります。
(CAN to CAN)
他には「脱酸剤」の使用もあります。
この場合「湯(鉄のどろどろ)」に沈まないといけない。
そうでないと「酸化アルミ」で意味が無い。
ここで滝沢さんがいっているのは、「潰さないで」と。
ソフトプレスにするには、そのままの状態で潰すと、
お互いが噛み合って綺麗にプレスできるから。

よく東京の「アルミ缶」を集めている路上生活者の人が
缶をペッチャンコにしている場面がありました。
本人たちは「潰してあげてる」意識ですが、そのほうが
沢山運べるからです。
潰してペッチャンコになった物はプレスしずらい。
バラバラになってしまいます。
また鉄くずの薄物、ダライ粉、ステンレスなどは
現在「プレス品」は納入不可になっているケースが多い。
これはプレス品の中に「ゴミ・異物」を入れてくる場合が
多かったため。
だからアルミ缶Pも同様に「中身」を確認します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
再生燃料として注目。
・【インドネシア】EFBペレット燃料を生産へ
TESSグループ、年産20万トン
EFBペレットは、パーム油を搾油する際に副産物として発生する「空果房(EFB)」を、砕いたり乾燥させたりするなどの工程を経てペレット化した固形燃料。
北スマトラ州のセイマンケイ工業団地に建設する工場の敷地面積は32ヘクタールになる見通しで、用地はPTPNが確保する。
年産能力20万トンの工場運営が軌道に乗れば、インドネシアで段階的に複数の生産拠点を設け、30年までに年産量を100万トンに引き上げる計画だ。
生産したEFBペレットは、日本のバイオマス発電所や、インドネシア国内の石炭火力発電所などに供給することを視野に入れている。
■新規バイオマス燃料として期待
日本のバイオマス発電所では現在、木質チップやウッドペレット、パームヤシ殻(PKS)が主な燃料として使用されている。
EFBペレットは、日本の再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度(FIT)でパーム由来のバイオマス燃料として認められていないため、日本ではまだ使用事例がない。
記事全文
※FITでバイオマス燃料と認められないと意味が無い。
でも数千万トンが発生していれば、有力な資源となる。
これは注目ですね。
今日は伊勢神宮の「宇治橋鳥居」

年末まであと少し。
怪我や病気などならないようご安全に。
ではでは・・
スクラップマスター南
yukimm425@gmail.com

【関連する記事】