こんにちは。
体が非常に重いです。
やはり長時間の一人運転は疲れますね。(笑)
★7億ユーロがケミカルリサイクルに注がれていますが、それだけの価値はありますか?
この話題を。(ニュースコン提供)
・支持者は、新しいリサイクル技術がプラスチック廃棄物の危機を回避するのに役立つと信じていますが、批評家は、プロセスが証明されておらず、過度に高価であると警告しています。
#EUグリーンディール は #プラスチック の循環経済を優先事項に置いていますが、現時点では目標達成には程遠く様々な野心的規制が提案されています。
しかしリサイクル業者は、PET等一部を除き、プラ廃棄物から新しい製品を作り出す効率的なプロセスを確立していません(1/6)
・問題は全てのプラが同じではないという単純な理由に起因します。
欧州の #プラ包装廃棄物 の約60%はリサイクルされずに焼却されています。
違法な海外輸出も後を絶ちません。
現在、世界ではプラの #ケミカルリサイクル に約70億jの資金が注ぎ込まれてますが、その価値は証明されていません(2/6)
・ドイツ連邦環境局は2020年に新技術に関する4年間の研究プロジェクトを行い継続していますが、現時点でのケミカルリサイクルの評価は困難、と初期の報告書に記載しています。
専門家の多くも主に熱分解によるプラのケミカルリサイクルが持続可能かは評価していません(3/6)
・熱分解の場合、投入材料の約30〜40%は再びプラになります。
材料の損失は5〜10%です。
残りの材料は化学会社が再生燃料として使用する事が可能です。
欧州では公的支援がなければ、企業がケミカルリサイクルを推進する可能性はかなり低い状況です(4/6)
・その理由はアウトプットを含めて価値を生み出さない、という現実的な問題があります。
#リサイクル材 に比べて、原油やバージンポリマーは安く、リサイクルに利用するエネルギーコストは高過ぎ、また使用する技術も大変高価なものです(5/6)
・「プラスチックのケミカルリサイクルは神話である」と語られる現実的な問題についてInvestigate Europeが特別コラムを掲載してます。
プラの #ケミカルリサイクル はグリーン水素と並び、欧州では政治的に脚色されたグリーンの亡霊となっています(6/6)
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そしてこちら。
★プラスチック汚染は、いまや「破壊的」なレベルに到達した:国連報告書が示す深刻な懸念と、問題解決への抜本的な道筋
プラスチック汚染は、この地球に年間80兆円超の損失をもたらしている。
国連の新たな報告書ではプラスチック依存による破壊的ともいえる代償が明確に示され、抜本的な対策に向けたロードマップも明らかにされた。
人類とプラスチックの関係は、破綻しているだけではない。
ばかげているとすら言える。
わたしたちは現在、年間1兆ポンド(約50億トン)ものプラスチックをつくり出している。
プラスチックが理論上は超軽量な素材であることを考えれば、この数字はさらにばかげて見えるだろう。
このうちリサイクルされる量は10%未満であり、残りは最終的に埋め立てに使われたり、環境に漏れ出したり、燃やされたりしている。
プラスチックの生産量は2060年までに3倍になる可能性があり、この機能不全に陥った関係性は、ますます急激に悪化しつつあるのだ。
この問題は何とかしようとする気さえ失わせるほど巨大で、解決は不可能であるようにさえ思える。
こうしたなか国連環境計画(UNEP)が、プラスチック汚染が環境と人間にもたらす途方もない負担に関する緊急報告書と、世界が行動を起こすためのロードマップを5月16日(米国時間)に発表した。
国連の報告書は、プラスチックの生産量の削減やプラスチック製品の再利用の促進など、いくつかの戦略を同時に進めることで、人類は2040年までにプラスチック汚染を80%削減できる可能性があることを明らかにしている。
今回のロードマップの発表から2週間後にはプラスチックに関する国際協定について交渉する2回目の会合が控えており、科学者や環境汚染防止に取り組む団体は、プラスチック生産量に重要な制限がかかることを期待している。
この報告書は、わたしたちの文明のプラスチック依存がもたらしている破壊的な代償、「特に内分泌かく乱、認知障害、がんなど、プラスチックが人間の健康にもたらす代償」について強調しているのだと、この報告書の主筆を務めたUNEP産業経済局副局長のスティーブン・ストーンは説明する。
「それらの代償とプラスチック汚染の浄化コストを合わせると、年間3,000億〜6,000億ドル(約40兆〜81兆円)規模の負担になります。
この報告書は、わたしたちがこれらのコストのすべてを負担する運命にあるわけではないという希望のメッセージなのです」
実際に報告書は、プラスチック汚染に対して行動を起こすことで、2040年までに4.5兆ドル(約612兆円)のコストを回避できるかもしれないと指摘している。
懸念すべきプラスチックの有害な性質
今回のロードマップの土台となっているのは、UNEPが5月に発表した別の憂慮すべき報告書である。
この報告書は、プラスチックとその生産に関連する13,000種類の既知の化学物質のうち少なくとも3,200種類が、ひとつ以上の懸念すべき有害な性質をもつことを明らかにした。
それらの化学物質のうち、有機フッ素化合物(PFAS)やフタル酸エステルなど、10のグループが主な懸念材料になっている。
なかでも特に有害なのは、プラスチックに含まれる内分泌かく乱の特性をもつ幅広い種類の化学物質だ。
これらの化学物質は、ごく少量の摂取でもホルモン系をショートさせ、肥満やがんなどの病気につながる。
リサイクルに潜む深刻な問題
報告書は生産量の削減に加え、世界がリサイクルシステムを改善する必要があるとも主張している。
それだけで、2040年までにプラスチック汚染を20%削減できるというのだ。
しかし、現在のリサイクルのあり方には多くの理由で問題がある。
そのひとつが、米国ではプラスチックのリサイクル率が廃棄量のわずか5%にとどまっていることだ。
米国やほかの先進国は、リサイクルしては採算のとれないプラスチック廃棄物を、長きにわたって大量に発展途上国へ輸出してきた。
それらのボトルやバッグ、包装材は多くの場合、野外の穴の中で焼かれるか、環境に放出される。
問題の核心は、プラスチック製品が年々複雑化し、そのためリサイクルしづらくなったことである。
最近では食品包装用の袋が異なるポリマーの層でつくられていることもあれば、製品の半分がプラスチック、半分が紙という場合もある。
「プラスチックはリサイクルされるように設計されていません。
リサイクルしても、有害な化学物質やマイクロプラスチックを環境やわたしたちの体内に再導入するだけなのです」と、「Plastic Pollution Coalition」のコーエンは言う。
「(UNEPの)報告書の執筆者たちは、プラスチックの循環型経済が実現可能だとしても、それには数十年もかかると認めることすらしています。
このロードマップに従うだけでは、最良のシナリオであっても、2040年には約1億3,600万トンのプラスチックが埋立地や焼却炉、そして環境に流れ込み、汚染を引き起こすことになります。
これは膨大で、許容できない量のプラスチックです」
記事全文
一読することをお勧めします。
※生産する側の責任がこれから問われていくと思います。
が、プラスチック抜きの世の中は想像できません。
とにかく「捨てない事」が一番大事。
ではでは・・
スクラップマスター南
yukimm425@gmail.com
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