こんにちは。
相変わらず寒いですね。
でも台湾は熱いです。
それは「総統選挙」があるからです。
台湾の人達はとにかく選挙で盛り上がります。
テレビで見たことがある人もいると思います。
普通の選挙は候補者に「番号」が付けられます。
だからとにかく「番号連呼」で凄い盛り上がる。
日本に来ている人達も選挙期間は台湾に戻って
応援をすると言っていた。
この選挙は今後の対中国政策にも大きくかかわります。
少し台湾の事を。
・台湾には「中華民国※」という政府があり、その政府の下で中国とは違う政治の仕組みがあります。
通貨やパスポートも自分たちのものを持っています。
客観的にみて「国」としての条件は備わっているし、台湾の人たちは自分たちのことを「中華民国」と言ったり、「台湾」と言ったり、国だと思っています。
ただ、国際的には「国」だと承認している国はすごく少ないんです。
いま、台湾を「国」だと認めている国は13か国しかありません。
日本も「国」とは認めてないですよね。
中国から見たときに台湾は「国」ではなく「自国の一地域だ」ということになり、多くの国や国際機関がそうした中国の主張を、一定程度、認めています。
台湾は国連にも加盟していなくて、台湾をめぐる状況は非常に曖昧あいまいです。
・今も台湾の政府の名前は「中華民国政府」で、台湾の憲法は「中華民国憲法」なんですね。
台湾でみんなが国旗や国歌と呼んでいるものは中華民国が中国大陸時代から持ってきたものです。
実は、50代以上の人たちは、中華民国のイメージが民主化の前の独裁政権と結びついているので、国旗や国歌を嫌う傾向があります。
要するに、台湾にもともといた人たちはそういうものを嫌い、戦後に中国大陸での内戦※に敗れて、中華民国政府と一緒に台湾へ渡った人たちはそれが一番大事だと思ってきたわけです。
一方で、最近の若い人たちは自分たちを「台湾人だ」と認識しています。
台湾の国旗や国歌が中華民国のものだということはあまり抵抗なく受け入れられています。







さてどうなるのでしょうか?
要注目です。
上の内容の記事はこちら。
・【基礎から解説】台湾総統選挙を前に知っておきたいこと
台湾海峡がどうなるか?です。
ではでは・・
スクラップマスター南
yukimm425@gmail.com
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