こんにちは。
太陽光パネル(PVパネル)リサイクル法案が進まない。
・毎日新聞
太陽光リサイクル義務化に高いハードル 「廃棄軽視」が招いたツケ
脱炭素エネルギーの切り札として導入が広がる太陽光発電。大量導入の先にやって来るのが「大量廃棄」時代だ。
その時に備え、環境、経済産業両省は太陽光パネルのリサイクルを義務化する法案の今国会提出を目指したが、見送りの公算が大きくなった。
何が壁になったのか。
20年後は50万トン?
「法制的な観点からさらに検討が必要で、今国会への提出は厳しい状況だ」。
浅尾慶一郎環境相は13日の閣議後記者会見でこう述べ、「2030年代にパネル廃棄は顕著に増加する見込みだ。
可能な限り早期の法案提出を目指す」と語った。
11年の東京電力福島第1原発事故後、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度が始まり、総発電量に占める太陽光発電の割合は11年度の0・4%から22年度は9・2%に増えた。
政府は40年度までに23〜29%に増やす計画だ。今年4月から、東京都と川崎市が条例で一部の住宅などに設置を義務化するなど、追い風が吹く。
ただし、太陽光パネルは20〜30年で寿命を迎える。
環境省の試算では、使用済みパネルは30年代半ばから目立って増え始め、40年代前半に最大50万トンに迫るという。
21年度に国内で処分されたあらゆる産業廃棄物の約5%に相当する量だ。
環境、経産両省が提出を目指す法案は、パネルの所有者に解体費用を、製造者にリサイクル費用を、それぞれ国指定の第三者機関にあらかじめ納めさせ、使い終えた時点で所有者に費用を交付し、リサイクルを促す仕組みだ。
対象は法施行後に廃棄される全てのパネルで、施行前に設置されたものも含む。
ただし、住宅の屋根などのパネルは不法投棄の恐れが低いため、所有者からの解体費用は事前徴収の対象外とした。
法案、肝の練り直し
ところが、政府関係者によると、…
・・・
という。
であれば、もう独自に処理費を貰って実績を作ってもいいのでは?
当然「PVパネルリサイクル」と謳って。
前回紹介した新潟の企業は1キロ250円の処理費を考えている。
1枚平均16キロだから、1枚約4000円もらえる。
処理能力1日480枚。
480枚×4000円=1,920,000円。(貰える金額)
@ガラス埋め立て費用。
16kg×63%=約10kg。
480枚×10kg=4,800kg。
埋め立て費用10円/kgとして▲48,000円。(支払う金額)
Aアルミ枠
16kg×15%=2.4kg。
キロ200円では売れるから2.4kg×200円=480円。
480円×480枚=230,400円。(貰える金額)
B電極材料・結晶シリコン
16kg×4%=0.64kg。
仮にキロ50円で売れるとして0.64kg×480枚=307kg。
307kg×50円=15,350円。(貰える金額)
※銀、銅の含有量で価格は上振れします。
僕自身がサンプルとして送った時(3年前)はキロ800円でした。
仮にキロ800円だと307kg×800円=245,600円。(貰える金額)
CEVAなどのプラスチック
16kg×18%=2.9kg。
こちらはほとんど処理費はかからない。
セルと一緒に精錬に行く部分がほとんど。
@〜Cを考える。
1,920,000円。(貰える金額)
▲48,000円。(支払う金額)
230,400円。(貰える金額)
15,350円。(貰える金額)
計算すると+2,117,750円/日。
1月20日稼働として42,355,000円/月。
1年12か月として508,260,000円/年。
ロト6に一人だけ当たったようなものですね。
まあ大雑把な計算です。
でも夢はありますね。
やるなら今ですよ。
・・・・・・・・・・・
気になるニュース
・世界に先駆けガソリン車輸入を禁止。電気自動車が驚くスピードで普及するエチオピア
・【超朗報】チタン革命!東大が開発した「新技術」が革新的すぎる!
・国産リサイクルプラスチックの社会実装を目指し、建築家やデザイナーが実験的プロトタイプを発表する展示会「REMARE Plastic SUMMIT Exhibition」が、2025年6月14日(土)から6月22日(日)まで、東京・亀有のSKWAT KAMEARI ART CENTREにて開催される。
※行って見てみたい。
・産総研:実際の海・湖で海洋生分解性プラスチックは「分解」にどれだけ時間がかかるのか?
・三菱UFJ信託銀行は12日、廃食油を原料とする次世代航空燃料「SAF」の製造プラントをマレーシアで建設する事業に参画すると発表した。バイオ燃料を手がける「ユーグレナ」(東京)などによる特別目的会社
国会ではしれっと「所得税値上げ」が通ったらしい。
日本でも「黄巾の乱」が必要ですね。
ではでは・・
スクラップマスター南
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