こんにちは。
今年は実質今日からという会社もあると思います。
すでに1/2ヶ月は済んでいますが。
いやあ大雪に見舞われて大変な地域は、本当にお疲れ様です。
また昨日の日向灘の地震。
いよいよか?とびくつきますね。
地震が来ても「大丈夫」だと信じ込んで下さい。
思い込みも大事です。
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この休みの間にユニクロ中国撤退の件を調べていました。
柳井会長の「新疆綿は使わない」との発言から、ユニクロがどのような動きをしたのか気になって。
この発言で中国人はユニクロを罵った。
そして圧力を掛ければ言う事を聞くだろうと考えていたと思う。
ユニクロは中国に269の工場を持っていた。
売り上げは中国だけで5000億円。
これはユニクロ全体の43%。
従業員は約7万人。
ユニクロは準備しており、それが整ったので動いた。
269の工場全て、48時間で生産ラインを完全に停止した。
7万人の従業員は一時帰郷。
新疆の工場では、月間850万枚の服を生産。
従業員は1500人いた。
上海の経済特区では、部品供給の156社の下請けも連鎖的に操業停止。
ユニクロ向けの38社の縫製工場も一斉に稼働停止。
新素材の研究開発施設も閉鎖。
年間1200種の新素材の開発技術者286人は、一斉にベトナム、バングラディシュの新工場への移動対象となった。
これにより広東省で1日1200台動いていた車の稼働も止まった。
浙江省の染色工場。
1日6000着分の生産が完全停止。
450人の配置転換を余儀なくされた。
ユニクロでは多くの技術者、熟練工達に、新工場での採用オファーが出されていた。
そして中国にあるのと同じ品質管理の最新システムの移転が進められていて、ベトナムの新工場にはすでに同じものが用意されていた。
つまり準備万端だったと言う事。
これに中国は驚いて、必死に巻き返しを図った。
まず5つの破格の条件を出した。
1.法人税の5年間全額免除。
2.輸出入関税の完全撤廃。
3.工業用地の無償提供。
4.電力コストの90%補助。
5.人件費の50%補填。
これを提案した。
さらに他の地方政府は年間800億円規模の補助を表明。
広東省は「ユニクロ特区」の新設。
380ヘクタールの工業用地を無償提供。
25年間の税制優遇措置の約束まで提案した。
浙江省はさらに踏み込んだ提案。
現地労働者の最低賃金を同じ企業の2倍に設定し、社会保障料を全額政府負担と言い出す。(?)
外貨規制の大幅緩和も言い出した。
このように中国企業にも適用されていない特別措置を用意した。
それでも柳井会長は「撤退の決定は最終的なもの」の一言。
中国の最終的な支援総額は1兆2000億円にも膨れ上がった。
北京市は最後の切り札として「中国全土での出店規制の撤廃」まで提案した。
これは一企業の撤退以上の影響と言われる。
ウォールストリートジャーナルは「中国ビジネスの限界」と報道した。
では新たなベトナムなどの状況は。
ベトナム
早くも代替生産が軌道に乗り始めた。
最新AIの設備をそなえた38の工場が稼働を開始。
月間生産能力は中国の85%まで到達。
品質検査でもA評価。
バングラディシュ
15の工場が稼働。
従業員は4500人。
2週間で従業員の技術水準は中国と同等に。
インドネシア
ジャカルタの郊外にAI設備の工場稼働。
今まで中国での不良品率は0.08%だったのが、
ここでは0.01%%になっている。
タイ
1200人の技術者の85%が、日本の認定試験に合格している。
ミャンマー
すでに月産45万着。
マレーシア
前年比156%に到達。
つまり「中国一局集中」が終わったのです。
(ゆっくりポドスチャンネル)参照
ではでは・・・
スクラップマスター南
posted by スクラップマスター at 12:33|
日記
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