こんにちは。
今日は一段と冷えた良い日です。
昨日の日経ニュースでJFE広畑が出ていた。
・JFE、倉敷地区の製鉄所公開 電炉原料の貯蔵を検討
JFEスチールは15日、西日本製鉄所倉敷地区(岡山県倉敷市)を報道陣に公開した。同地区には現在高炉が3基あるが、うち1基を2027年度にも電炉に転換することが検討されている。報道陣の取材に応じた古川誠博・西日本製鉄所長は将来の電炉転換に備え、拡充が必要になる電炉原料の貯蔵設備の方向性を今後検討する考えを示した。
15日の報道陣向け見学会では、電炉転換が検討されている高炉とは別の高炉や鋼材の加工設備などが公開。最新のデジタル技術を活用した社員の研修システムも紹介された。
古川氏は検討している電炉転換に関し「(電炉の主原料である鉄スクラップの調達規模を)今よりも格段に増やさないといけない」と指摘した。建設する電炉の規模によっては鉄スクラップ使用量が現在の約10倍になる可能性もある。電炉の新設に向けては鉄スクラップの貯蔵や運搬など関連設備の拡充が不可欠になる。
※30年ほど前に日本製鉄大分工場を見学しました。
ホットコイルのトップエンド(ロール切れ端)の
1000トンの山が腐るほどあった。
その山が100個で10万トンあった。
従業員の移動はバイク。
その綺麗なトップエンドは系列の電炉(大同特殊鋼など)で
使用されていると聞いた。
さすがに高炉と特殊鋼は「良い鉄」が主体。
だから市中から鉄くずを買い付けるとなると
国内向けと輸出向けが張り合う形になる。
ここに高炉が加わることで「日本屑は日本で使う」構図。
是非進めて頂きたい。
東鐵さんも頑張って値を上げると思う。
問題はいつから買い付けを開始するか?
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・今冬、バイオマス発電所が軒並み稼働停止!
完成したバイオマス発電所を稼働させない・稼働を止める事態が、各地に頻出しているのだ。
まず兵庫県の朝来市の関電の朝来バイオマス発電所は、2016年に稼働し始めたが、今年年内いっぱいで停止する。
燃料、つまり木材が、世界的な木材価格を高騰させたウッドショックや、ロシアのウクライナ侵攻の影響で輸入を禁止したことで調達が難しくなったからだ。
朝来発電所の発電出力は5600キロワットで、年間約8万トンの木材を燃やす。
ざっと13万立方メートルだ。この量を安定的に調達しなければならないのだが、集まらないのだ。
すでに赤字覚悟で買取価格を当初より約1.4倍に上げているが、それでも難しいという。
そして2015年稼働の茨城県の宮の郷木質バイオマス発電所も、今月7日から一時停止させた。
こちらも燃料が十分に集まらないからである。
どちらも内陸部に位置する発電所で、燃料も国産材の未利用材に限っている。
しかし、未利用材は搬出困難な山の中にある。
しかも年々遠距離になって、コストは通常の木材搬出より高い。
加えて外材が手に入らないから国産材を求める動きが強まっており、さらに製紙チップ需要も増えているため取り合いの状態なのだ。
円安で輸入燃料は軒並み高騰
一方、燃料を海外に依存するバイオマス発電所もピンチだ。
理由は、こちらも燃料価格が跳ね上がったため。
とくにパーム油を燃やす発電所は8カ所すべて止まった。
宮城県のHIS角田バイオマスパークは、今年1月に稼働を始めたばかりだが、すぐに停止し、HISは発電事業から完全に撤退した。
ほかにもパーム油を燃料とするバイオマス発電所は、次々と稼働を停止している。
理由は、産地のマレーシアでコロナ禍のため農園労働者が減り、パーム油の生産が減って、そのため価格が2倍以上に高騰したからだ。
加えて、燃料生産の合法性や持続可能性を証明する認証の審査も滞り、取得が困難になってきた。
認証がないとFIT(再生可能エネルギー固定価格買取制度)からはずされるから、事実上使えなくなる。
同じことは、ヤシ殻でも言える。価格高と認証の問題で行き詰まる。
また、主に東南アジアやカナダなどの木質ペレットも、円安に加えて世界的な品薄で価格が暴騰した。
とくに日本がもっとも輸入しているベトナム産木質ペレットの一部は、合法性や環境配慮を示す森林認証の偽装がばれて認証を剥奪された。
こちらも認証されていないものは使えない。
ヨーロッパの環境NGOや研究者らは、木材を原料とするバイオマス発電は、すべて再生可能エネルギーの枠組から除外すべきだと訴え始めた。今のやり方では森林破壊を助長しかねず、CO2排出量の削減にもならないからだ。
記事全文
※結局「輸入」に頼っているものは当てにならない。
逆にこのような取り組みもある。
・グリーンメタン燃料バス、福島・相馬で始動 国内初
化石燃料に代わる次世代エネルギーの普及には、生産、流通、使用の各段階での効率化やコスト低減が欠かせない。
東北各地で研究開発や実証実験が続く。
2023年1月、国内初のグリーンメタン燃料車が福島県相馬市で走り出す。
IHIが生産や開発拠点を構える同市と連携し、コミュニティーバス1台を運行する。
工場などから排出された二酸化炭素(CO2)でつくるメタンを利用し、CO2排出を実質ゼロにする。
(日本経済新聞)
今週の他に気になるニュース。
・ユーグレナ、マレーシアにバイオ燃料商業プラント建設検討を発表…「売上高1000億円」計画に一歩
・大人用の紙おむつの使用量が急増 ごみの処理どうする?…燃料やパルプにしてリサイクルする取り組みも
・北京の安置所 満杯 3億人感染 170万人
・テスラの夢物語に幕、時価総額半減で普通のメーカーに
・カナダ、仮想通貨証拠金取引を禁止へ
・セブンが広告事業に参入。
約1900万人が登録するスマホアプリ内で、購買履歴を基に顧客一人ひとりに合った商品広告や割引クーポンを掲示。国内小売り最大規模の会員基盤が強みです。
※これは強力ですね。
・太陽光で「発電するカーテン」、福井で技術は確立
・メガソーラーの送電用銅線ケーブル切断され盗まれる…全体の4分の1のパネルで発電できず、復旧のめど立たず… 長野・富士見町
(SBC信越放送)
※再エネに関しては東京都を含めまだ不明な点がある。
やると宣言したが、どうなるか?
あと岸田総理が打ち出している「増税案」。
そろそろ日本でも大規模抗議が起きても不思議ではない。
今日は「多賀大社」


※今年の9月より思うところあって毎朝冷水を被っています。
神社で清めてもらった塩を一つまみ体に。
そして水を10〜15秒ほど被っています。
さすがに今日が今年一番の冷たさですが、何とかいけます。
「穢れ」を毎朝払って一日を始めるという感じです。
(水は冷たい程いいというが、なかなかきます)
今が一番大事です。
今日もいい日。
ではでは・・
スクラップマスター南
yukimm425@gmail.com
