こんにちは。
さすがに最強寒波。
未明から雪が降り始めました。
現在は小康状態ですので、多分積もったりはしないと思う。
でも久しぶりに雪を見た気がします。
外で仕事の方、風邪などひかないように。
さて今大きな話題になっている「有機フッ素化合物(PFAS)」。
この問題、じつは最近始まったわけではないのです。
事の始まりは四半世紀も前。
Wedge ONLINEの記事より。
昨今、人への健康被害の恐れが指摘される有機フッ素化合物(PFAS)が各地で検出されたとの報道が目立つようになり、不安が高まっている。だが、PFAS問題は今に始まったことではない。汚染を最初に告発したのは遡ること四半世紀前、米国のビロット弁護士だった。
米国東部にある化学メーカーのデュポン社の廃棄物埋め立て地近隣で牛が病気になった。
農家から相談を受けたビロットは1999年にデュポン社を提訴し、同社の内部資料を入手して、廃棄物にPFASの一種であるPFOAが含まれることを見つけて和解金を獲得した。
続いて、2001年にビロットは汚染地域の住民の集団訴訟を起こした。
設置された科学委員会は7年間の疫学調査の後、PFOAは腎臓がんなど6つの疾患と関連する「可能性が高い」と判断し、17年に総額6億7070万ドルで和解した。
この経緯は映画化され、ビロットは「デュポン社の悪夢」と呼ばれ、PFASは「恐ろしい毒」と言われるようになった。
PFASはPFOAやPFOSなど数千種の総称であり、デュポン社の汚れにくいテフロン加工フライパン、3M社の水や汚れをはじくスコッチガードなど身の回りでも多く使用され、半導体の製造などにも必須である。
1950年代に使用が始まり、その量は年々増加している。
PFASは環境中に長期間残留することが分かり、「永遠の化学物質」と呼ばれるようになった。
「残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約」でPFOAとPFOSの廃止が決まり、代替品が開発されている。
日本では、16年に沖縄で残留が見つかり、環境省の調査では、河川や地下水のPFOAとPFOSが基準値50ナノグラム/リットル(以下、ng/L)を上回る地点が全国で見つかっている。
米軍基地がある東京、沖縄、神奈川などで高い値が確認されているのは、空港や軍事基地で使用される泡消火剤に含まれていたPFASの残留である。
歴史の中では、環境汚染による多くの健康被害が出ている。
有機水銀による水俣病、カドミウムによるイタイイタイ病などだ。
それらの経緯は、最初に多くの被害者が出て、その後の調査で汚染の状況と原因物質が特定されるという順番だ。
しかし、PFAS問題はその逆で、まず汚染が分かり、次に被害者の調査が始まった。
PFASは体内に残留する。米国では血液検査で国民の大部分でPFASが発見され、PFOA製造工場従業員の血中量は899マイクログラム/リットル(以下、μg/L)、工場近くの住民は228μg/L、その他の住民は1.4μg/Lと報告されている。ただし環境保護庁(EPA)は血液中に存在しても健康被害が起こるわけではないと注意喚起している。
冒頭のビロットの訴訟でも、委員会が7年間の調査の結果で「可能性」を指摘しただけで確定的な結論は出ていない。
1950年代に使用が始まって以来、疑いはあるものの、有機水銀やカドミウムのような明確な健康被害が明らかになっていないのだ。
続く〜〜

記事全文
※この記事は非常に興味深いです。
アメリカは訴訟社会です。
弁護士たちが金儲けのために仕掛けている感じ。
またダイオキシンの問題でも、うなぎ屋や焼き鳥屋の
親父がダイオキシンで亡くなったなどというのは
聞いたことがない。
これと似た事案なのかと思う。
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・日本鉄鋼連盟が23日発表した2023年の粗鋼生産量は、前年比2.5%減の8700万トンと2年連続で前年を下回った。
半導体不足に伴い国内の自動車生産回復が遅れたことに加え、中国など海外の景気減速が足を引っ張り、内需・輸出ともに低迷した。
鋼種別では、自動車など製造業向けが中心の特殊鋼が4.7%減の1947万トン。
建設向けが多い普通鋼は1.9%減の6753万トンだった。
粗鋼生産は19年以降、5年連続で1億トンを割り込んだ。
鉄鋼大手は高付加価値製品の生産などに力を入れる一方、高炉休止など設備集約を進めている。鉄連は「1億トンに戻ることはないだろう」との見方を示している。
・中国鋼材市況が反落 建設需要振るわず
上海支局】昨年後半から年明けにかけて上伸していた中国の鋼材市況が下げに転じている。
冬場の不需要期の中で2月中旬の春節(旧正月)連休が迫り、建設中心に鋼材の取引が振るわない。
不動産不況はなお深まり、春節明け後も市場は不透明な情勢。
一方で鉄鋼メーカーは政府の景気対策や春需をにらんで生産を増やす動きを見せる。
原料高にもかかわらず、鋼材の需給の緩みが市況を下押す状況が続く見込みだ。
・日鉄のUSスチール買収「真剣な精査」に値する−米高官が重ねて表明
日鉄の代表団は計画に反対しているペンシルベニア州選出のフェターマン上院議員(民主)やシンクタンクのアナリストらと会った。
ブレイナード氏はブルッキングズ研究所のイベントで、141億ドル(約2兆円)に上る買収計画に関し、サプライチェーン面の関心に加え「鉄鋼は国家安全保障上、非常に重要な考慮すべき事項のある産業だ」とし、「特定の取引は米国の法律の下で真剣な精査に値する」と述べた。
実現すれば世界2位の巨大鉄鋼メーカーの誕生につながる同計画に対しては、米国の雇用やサプライチェーンへの影響を憂慮する労働組合幹部や有力民主党議員から懸念の声が上がっている。
対米外国投資委員会(CFIUS)による精査はまだ初期段階にあり、2025年に突入する可能性がある。
両社が公に示していた見通しよりも、かなり長期化することになる。
米財務長官が議長を務め関係省庁で構成されるCFIUSには、買収計画を承認したり、国家安全保障上の理由で阻止したり、修正させたりする権限や大統領に判断のため送付したりする権限がある。
・トランプ氏「偉大な企業を売却」 USスチールに言及
米国のトランプ前大統領が日本製鉄による米鉄鋼大手USスチール買収を巡り、発言した。
米経済が低迷していると主張する文脈で「(米国は)かつての偉大な企業であるUSスチールを日本に売却したばかりの国だ」と述べた。
※この日鉄のUSスチール買収はそんなに簡単に行かないと
僕は予想します。
もしトランプが大統領に返り咲いたら白紙になるのでは?
そんな感じさえします。
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今日の中国動画。
・中国 インフラ建設大国 崩壊 インフラ事業に中止命令 銀行の貯金が消えた 広東省の自動車ディーラー 夜逃げ
・中国映えショッピングモールの実態が衝撃的すぎた!
今日も笑顔で。
ではでは・・
スクラップマスター南
yukimm425@gmail.com