こんにちは。
今日は薄曇りで過ごしやすそう。
散歩も気持ちよかった。
さて、鉄も非鉄もジリジリ戻しています。
こちらは東鐵価格表。

こちらは「銅建値」

そしてLME非鉄です。

ただ鉄に関しては世界的に余剰感があります。
日本の粗鋼生産も少し落ちている。
中国は年間10億トンを割り込みそうです。
・世界最大の鉄鋼生産国である中国で生産抑制の動きが広がっている。
住宅など不動産投資の低迷で国内の鋼材需要が落ち込み、在庫の余剰感が強まっているためだ。
鋼材市況の悪化からメーカー各社の収益も圧迫されており、官民を挙げて減産に乗り出している。
2023年の粗鋼生産は4年ぶりに10億トンの大台を割り込むとの観測もある。
中国国家統計局によると、中国の5月の粗鋼生産量は前年同月比7.3%減の9012万トン
・中国の鉄鋼業界で再編の動きが止まらない。
粗鋼生産量で世界3位の鞍鋼集団は中堅会社を買収し、生産量を約1割高める。
中国では製鉄企業が乱立し、供給過剰が強まっているため、政府は業界再編や生産調整を指示。
一方、生産能力の削減は思うように進まず当面は苦境が続きそうだ。
(日本経済新聞)
※日本でスクラップ価格が戻したのは、発生減の要因もある。
それと数万トン単位で海外に輸出されるようになったのも
原因と思います。
これで日本のメーカーを牽制できますので。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
加速的に進んでいます。
・JFEスチールは19日、石油資源開発や日揮ホールディングス、川崎汽船と共同で、二酸化炭素(CO2)を回収・貯留する※「CCS」の実現に向けた検討を始めると発表した。
JFEの国内製鉄所から出るCO2を回収し、マレーシアに運搬・貯留することを想定する。
必要な投資額や設備などを検討し、実現性を見極める。
JFEとしてCCSの具体的な検討に着手するのは初めて。
製鉄所は高炉から大量のCO2が排出される。JFEは大型電炉の活用などでCO2を削減する方針だが、製鉄所から出る全てのCO2の削減は難しい。将来の脱炭素化には一定程度のCCSの活用が不可欠になるとみられる。
JFE以外の3社は今回の枠組みとは別に、マレーシア国営石油会社のペトロナスとマレーシア国内でのCCSの実現性などを共同検討している。
※「Carbon dioxide Capture and Storage」の略
これに関わる仕事は物凄く増えると思います。
こちらも同様に進んでいます。
・化石燃料に頼らず製造する「グリーンアンモニア」が実用化の段階に入る。
日揮ホールディングス(HD)は旭化成と組んで、国内初の生産実証設備を2024年度に稼働する。
発電時に二酸化炭素(CO2)を出さないとして注目されるアンモニアだが、製造には化石燃料由来の水素が使われている。
再生可能エネルギーを使うなどCO2ゼロのアンモニアを生み出す挑戦が福島で始まろうとしている。
@CO2削減A再生可能エネルギー
やはりこの2つがキーワードですね。
そしてこちらも進んでいます。
・ 太平洋セメントは、フレッシュコンクリートに二酸化炭素(CO2)を効率よく固定するシステム「カーボキャッチ」を開発した。
セメントと水を混ぜてスラリー状にしたセメントスラリーにCO2を供給し、炭酸カルシウムとして固定する。
カーボキャッチでは、CO2を満たした密閉容器内に、セメントスラリーを投入して循環。
セメントとの反応で消費した分のCO2を随時供給する。水セメント比300%のセメントスラリーに、セメント1t当たり360kgのCO2を供給すると、93%を固定できる。
セメントスラリーにCO2を直接吹き込む従来の技術「エアレーション」では固定率が20%ほどだった。
CO2を吸収して炭酸化した「カーボキャッチ・スラリー」をフレッシュコンクリートの材料の一部に置き換えることでCO2を固定する。
カーボキャッチ・スラリーを使うと、炭酸カルシウムの影響でコンクリートの粘性が高まる。
AE減水剤の代わりに高性能AE減水剤を使ったり、練り混ぜ手順を工夫したりすることで、流動性の低下を防ぐ。
スランプや空気量、圧縮強度は一般的なコンクリートと同等。
加えて、凝結時間の短縮やブリーディング量の抑制などの効果を確認した。
(日経XTECH)
※削減したCO2はデジタルクレジットになります。
つまりお金になるのですね。
「出雲大社 神楽殿」
今が大事。
今日もいい日。
ではでは・・
スクラップマスター南
yukimm425@gmail.com