2023年06月20日

資源価格は?


こんにちは。

今日は薄曇りで過ごしやすそう。

散歩も気持ちよかった。


さて、鉄も非鉄もジリジリ戻しています。


こちらは東鐵価格表。

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こちらは「銅建値」

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そしてLME非鉄です。

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ただ鉄に関しては世界的に余剰感があります。

日本の粗鋼生産も少し落ちている。

中国は年間10億トンを割り込みそうです。


・世界最大の鉄鋼生産国である中国で生産抑制の動きが広がっている。

住宅など不動産投資の低迷で国内の鋼材需要が落ち込み、在庫の余剰感が強まっているためだ。

鋼材市況の悪化からメーカー各社の収益も圧迫されており、官民を挙げて減産に乗り出している。

2023年の粗鋼生産は4年ぶりに10億トンの大台を割り込むとの観測もある。

中国国家統計局によると、中国の5月の粗鋼生産量は前年同月比7.3%減の9012万トン


・中国の鉄鋼業界で再編の動きが止まらない。

粗鋼生産量で世界3位の鞍鋼集団は中堅会社を買収し、生産量を約1割高める。

中国では製鉄企業が乱立し、供給過剰が強まっているため、政府は業界再編や生産調整を指示。

一方、生産能力の削減は思うように進まず当面は苦境が続きそうだ。
(日本経済新聞)

※日本でスクラップ価格が戻したのは、発生減の要因もある。
それと数万トン単位で海外に輸出されるようになったのも
原因と思います。
これで日本のメーカーを牽制できますので。


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加速的に進んでいます。

・JFEスチールは19日、石油資源開発や日揮ホールディングス、川崎汽船と共同で、二酸化炭素(CO2)を回収・貯留する※「CCS」の実現に向けた検討を始めると発表した。

JFEの国内製鉄所から出るCO2を回収し、マレーシアに運搬・貯留することを想定する。
必要な投資額や設備などを検討し、実現性を見極める。

JFEとしてCCSの具体的な検討に着手するのは初めて。
製鉄所は高炉から大量のCO2が排出される。JFEは大型電炉の活用などでCO2を削減する方針だが、製鉄所から出る全てのCO2の削減は難しい。将来の脱炭素化には一定程度のCCSの活用が不可欠になるとみられる。

JFE以外の3社は今回の枠組みとは別に、マレーシア国営石油会社のペトロナスとマレーシア国内でのCCSの実現性などを共同検討している。

※「Carbon dioxide Capture and Storage」の略


これに関わる仕事は物凄く増えると思います。


こちらも同様に進んでいます。

・化石燃料に頼らず製造する「グリーンアンモニア」が実用化の段階に入る。

日揮ホールディングス(HD)は旭化成と組んで、国内初の生産実証設備を2024年度に稼働する。

発電時に二酸化炭素(CO2)を出さないとして注目されるアンモニアだが、製造には化石燃料由来の水素が使われている。

再生可能エネルギーを使うなどCO2ゼロのアンモニアを生み出す挑戦が福島で始まろうとしている。

@CO2削減A再生可能エネルギー
やはりこの2つがキーワードですね。


そしてこちらも進んでいます。

・ 太平洋セメントは、フレッシュコンクリートに二酸化炭素(CO2)を効率よく固定するシステム「カーボキャッチ」を開発した。

セメントと水を混ぜてスラリー状にしたセメントスラリーにCO2を供給し、炭酸カルシウムとして固定する。

カーボキャッチでは、CO2を満たした密閉容器内に、セメントスラリーを投入して循環。

セメントとの反応で消費した分のCO2を随時供給する。水セメント比300%のセメントスラリーに、セメント1t当たり360kgのCO2を供給すると、93%を固定できる。

セメントスラリーにCO2を直接吹き込む従来の技術「エアレーション」では固定率が20%ほどだった。

 CO2を吸収して炭酸化した「カーボキャッチ・スラリー」をフレッシュコンクリートの材料の一部に置き換えることでCO2を固定する。

 カーボキャッチ・スラリーを使うと、炭酸カルシウムの影響でコンクリートの粘性が高まる。
AE減水剤の代わりに高性能AE減水剤を使ったり、練り混ぜ手順を工夫したりすることで、流動性の低下を防ぐ。

 スランプや空気量、圧縮強度は一般的なコンクリートと同等。
加えて、凝結時間の短縮やブリーディング量の抑制などの効果を確認した。
(日経XTECH)

※削減したCO2はデジタルクレジットになります。
つまりお金になるのですね。



「出雲大社 神楽殿」

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今が大事。

今日もいい日。


ではでは・・


スクラップマスター南

yukimm425@gmail.com

posted by スクラップマスター at 08:38| 非鉄 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年01月18日

ニッケルは?


こんにちは。

今日も薄曇りで穏やかです。
来週から大雪降りそうですね。

ご安全に。



さて為替です。

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そしてアルミ・銅・ニッケルのチャートと在庫。

アルミ

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AL2.png




Cu1.png

Cu2.png


ニッケル

Ni1.png

Ni2.png


アルミの上がり方は異常ですが、ニッケルはどうした?

落ち着けばまた上がると思うので、仕入れておくのも
手ではないかと。

※昨年末にTwitterから「アルミは上がりますか?」と
問合せがありました。

僕なりの説明をして「間違いなく上がると思う」と
送ってしまった。

ところが年明けて急激に伸びて驚いた。
やはり「電気」「CO2」が効いてます。
ロシアがこのような状態なのも理由です。
そして中国の電力不足も要因。

・アルミ7カ月ぶり高値 中国で寒波、供給減の観測

※銅は少々落ち着きましたが、アルミは分からない。
サッシなどは貯めておけば?と提言しました。


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今朝の新聞で「中国人口減少」と大きく出ていた。

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※僕らのように中国の情報を見ているものからすれば
当然知っている事です。
問題は今回のコロナで亡くなった方の数。
一節では1億人というひともいる。

こちらの動画はもっと凄いこと言っている。

・法輪功創始者「中国では疫病によってすでに4億人が死亡した」

動画はこちら。


さすがに4億人は言いすぎだと思うが、1億人は信じられる。
それほど中国全土で亡くなっている人が多いから。

すでにインドに人口は抜かれている。


その中国の「口撃」が止まらない。

・中国政府「日本はアジア太平洋の安定に対する破壊者だ。心の悪魔を取り除くよう促す」

※どの口が言っているのか?

今後どのようになるか?判らない。
だから若い人は「英語」「中国語」を覚えて、世界で
彼らと対等に付き合ってほしい。

逆にチャンスかもしれない。

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ごみリサイクル業には未来があるか?

・廃棄物処理に価値を見いだす、元マッキンゼーの敏腕経営者

廃棄物を隅々まで利用し尽くし、利益を上げている企業がある。

環境問題や地球温暖化への危機感から、ようやく世界的な潮流になりつつあるゴミのリサイクル。

半導体やリチウム電池といったテクノロジー機器に不可欠なレアメタル(希少金属)の価値にひかれて参入企業が増えるなか、米国の「Republic Services(リパブリック・サービス)」は、残飯から廃棄物由来のガスまでゴミのすべてをカネに変えようとしている。

記事全文。


※これは是非読んで欲しい。
少しは役に立つと思います。



熱田神宮奥の「一之御前神社」

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今日もいい日。
今を大事に。


ではでは・・

スクラップマスター南

yukimm425@gmailcom






posted by スクラップマスター at 09:35| 非鉄 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年06月07日

凄いことになってきた。


こんにちは。


今日は電話で「東鐡名古屋サテライト」について
盛り上がりました。


なるほど、なるほど、なるほどなるほど。

ああこれは、しばらくブログには書けない。

呑む席でしか話せないなあ。


まあそれでも名古屋サテライトは500円下げたそうです。

価格出して直ぐに下げるのは、さすが東鐡。


それよりも「銅建値」がエライことになってきた。

本日の為替。

為替.png

銅建値。

建値.png


JX金属も東鐡と同じで、腰が軽くなりましたね。


さて他の金属もどうなりますやら。


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・ヤマト運輸/CO2削減へEV2万台・太陽光発電810か所導入

ヤマト運輸の長尾 裕 社長は6月3日、都内で開催した
記者会見で、今後の脱炭素化に向けた取り組みの
方針を語った。


長尾社長は、車両の脱炭素化について「ラストマイルでは、
日野自動車と共同開発しているBEV(バッテリー電気自動車)
が今夏から量産体制に入り、順次、当社にも納車されてくる。
どこの拠点に導入するかを含め、計画を進めている」と説明。

会見では福田 靖 執行役員(グリーンイノベーション開発部長)
が車両のEV化について「温室効果ガス排出量を2030年に
2020年度比で48%削減する目標を5月に策定しており、
それに向けて2万台のEVを導入する。
ウォークスルー車は当社にとってかけがえのない車両で、
作業性や安全性を考慮すると欠かすことができない。
日野自動車には開発の段階から入って要望を伝えてきた」
と説明。

また、「EVを本格的に導入していくと、供給する電力の
確保が次の問題。
EVの導入によるCO2削減は目標全体の4割で、
残り6割は使用電力のグリーン化にかかってくる。
2030年までの中期計画では810か所で太陽光発電設備を導入し、
電力自給率を高めていくほか、ドライアイスや車のフロンガス
もゼロを目指して取り組んでいく」と、2030年の環境目標達成
に向けた取り組みについて語った。

※「使用電力のグリーン化」「810か所で太陽光発電設備を
導入」というのがこれからの流れになる。

オフサイトコーポレートPPAと言われるもの。

要するに「FIT」ではなく、遠方でも「長期契約」で
電力を「固定買取り価格」で、自社で使う事をいう。

これはこれから爆発的に増えます。

Amazon・NTT・花王などなど超大手ばかりです。


実はこれが意外なところで商売に繋がります。

今週見てきますので、いけるようなら公開します。

お楽しみに。



ではでは・・

スクラップマスター南

yukimm425@gmail.com



posted by スクラップマスター at 14:29| 非鉄 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする