2024年01月12日

銅の先行き


こんにちは。

こちらは寒いが風もなく日差しが暖かです。

良い日になりました。


「銅」の先行きに関してこのような記事がありました。

・丸紅・三井物産・三菱商事…大手商社が「銅」事業拡大の背景

大手商社が電気自動車(EV)などに使う銅事業を拡充する動きが広がっている。丸紅はチリの2カ所の銅鉱山開発への追加投資を決定し、銅の取扱量を増やす。三井物産はコマツとの共同出資会社を統合し、銅鉱石の採掘から輸送までカバーする鉱山機械の販売会社をペルーで発足する。再生可能エネルギーのインフラにも使う銅事業を強化し、カーボンニュートラル(CN、温室効果ガス排出量実質ゼロ)関連の需要を取り込む。(編集委員・田中明夫)

丸紅は30%の権益を持つチリのセンチネラ銅鉱山で、鉱石処理能力を日量9万5000トン追加して現状比2倍にする。70%の権益を持つ英国銅大手アントファガスタと共同開発し、2027年に拡張した設備での生産開始を予定する。

また丸紅はチリのロスペランブレス銅鉱山の権益3・27%をJX金属から取得し、丸紅持ち分を12・48%に引き上げる。さらに銅の製錬・販売会社パンパシフィック・カッパー(PPC、東京都港区)の株式20%もJX金属から145億円で取得する。丸紅の土屋大介執行役員金属本部長は「PPCの販売網を組み合わせてアジア圏での販売力を強化する」と説明する。

三井物産はこのほどペルーで銅鉱石の採掘機械などを販売するコマツ傘下のコマツ・マイニング・コープ・ペルー(KMCP)の株式を60%取得した。24年中にはコマツとの共同出資会社で鉱山用大型トラックなどを販売するコマツ・ミツイ・マキナリアス・ペルー(KMMP)とKMCPを合併させて三井物産が引き続き株式60%を保有する。「(2社の)販売・サービスを一体化させて鉱山機械の安定稼働を支える」(三井物産)とする。

三菱商事は22年に40%の権益を持つペルーのケジャベコ銅鉱山で銅精鉱の生産を開始。23年にはチリのマリマカ銅鉱山の開発に新規参画する方針を打ち出した。

国際エネルギー機関(IEA)によると50年にCNを実現するシナリオでは銅需要が21年比1・6倍に増加する見通し。一方、既存鉱山の銅品位や生産量の低下に加え、鉱山所在地のへき地化などにより「新規鉱山の開発難易度が高まりつつある」(丸紅の土屋執行役員)とされ、優良案件の獲得競争が活発化しそうだ。

日刊工業新聞 2024年01月10日


これを読むとまだまだ銅は伸びますね。
ただ為替が円高に進むとどうなるか?です。

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今日の中国情報。

・【深センの破綻】1000万人労働者が深センと広州から逃れた!突然590万戸の空き室が出現!


そして「給料未払い問題」はここまで拡大している。

・【中国経済崩壊】ついに軍人や警察まで給与カット!地方財政が完全破綻!



・中国の電力供給部門でも 給与の未払いが発生した


公務員や主要なインフラを支えている人達迄
未払いとなると社会が大混乱になると思える。

とくに春節を控えて皆お金が必要な時期だから
よけいにこのような騒動は増えるでしょう。
(実は非常に多くのデモや騒動が起きているが、
そのような情報はすぐに削除されている)


・ついに中国の本当のGDPが判明!米国が明らかにした驚きの数字!


さて中国はどこに向かうのか?


「穴八幡宮 黄金龍」

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ではでは・・

スクラップマスター南

yukimm425@gmailcom




posted by スクラップマスター at 10:18| 非鉄 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年01月09日

今日から本格稼働??


こんにちは。

あっという間に1月9日ですね。

今朝、風はなかったがピーンと張りつめた冷たさがあった。

北陸は雪が凄いという。

早く暖かくなることを祈ります。


先日の地震で「輪島塗り職人」の方の記事を読んだ。

若い頃愛知県から能登半島に移り「輪島塗り」職人になった。

70歳を過ぎた今も現役だったが、先日の地震で作業場兼自宅が
潰れて、作りかけの作品などもすべてダメになったそうだ。

幸いにもケガなどはなかったが、この年齢で今更再建などは
考えられないので、辞めるしかないと言っていた。

能登半島は特に高齢化率が高いという。

神は「乗り越えられる試練しか与えない」というが、
やるせない気持ちになりますね。

「衣食住」が揃わないと中々力が湧かないという。

さらに「和倉温泉」も、全ての宿泊施設が再開のめどが
立たないと言っている。

これほどの土地が地震の巣だと分かってしまい、
さらにどのような「余震」が来るのか見当も付かない。

観光地としては非常に辛い立場になってしまった。

ただ「終わりではない」ので頑張って頂きたい。


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銅の建値は1250円/sから始まっている。

鉄は「東鐡」さん昨年の12月から変わっていない。

その他の貴金属・非鉄のスタート価格を見てみる。

為替は本日143円位。

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(MIRU提供)


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(田中貴金属 1/9)より

さあ今年はどうなっていくのでしょうか?


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こちらの写真は昨年の秋に根元から切られた「木」です。

この寒い冬を迎えているのに「若芽」が出ています。

植物の生命力には驚かせられます。

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この「若い芽」のようにありたいと思います。


諏訪大社より届いた今年の絵馬。

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良い年でありますように。


ではでは・・

スクラップマスター南

yukimm425@gmail.com





posted by スクラップマスター at 14:31| 非鉄 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年11月30日

水が冷たいですね。


こんにちは。

今朝はひょっとして「雪?」と勘違いするほど寒かった。

少し曇っていたため星は見えなかった。

そして朝の水浴びはこの冬最高に冷たかったですね。

でも目が覚めます。



ブルームバーグ記事続報です。

・銅相場、一時10週間ぶり高値−パナマの銅山閉鎖で供給リスク懸念

銅相場は一時10週間ぶりの高値をつけた。パナマ政府がカナダの鉱山会社ファースト・クァンタム・ミネラルズが所有する銅鉱山の閉鎖を発表したのを受け、将来の銅供給を巡る課題が浮き彫りとなった。

  世界の生産の約1.5%を占める同鉱山は環境保護活動家や労働組合の大規模な抗議活動の対象となっており、パナマ政府の発表により、操業継続に向けた新たな合意に到達できるかもしれないとの期待がくじかれた。

  調査会社CRUグループの主任アナリスト、クレイグ・ラング氏は「これは重大な出来事であり、供給見通しの不確実性が高まる」と指摘した。世界的なエネルギー転換の加速に伴い、銅消費は増加が見込まれている。

※銅もアルミも二酸化炭素削減と、「電気」に関係するので
やはり長期的には需要は高いでしょう。



茨城県では・・

・金属盗増加 茨城県警 売り主本人確認厳格化条例改正案提案へ

金属価格の高騰を背景に、茨城県では、換金目的で太陽光発電施設の銅線ケーブルなどを盗む金属の窃盗事件が相次ぎ去年1年間の被害件数は、全国で最も多くなっています。

こうした中、茨城県警察本部は、盗まれた金属の換金を防ぐ対策を強化しようと買い取り業者に対して売り主の本人確認を厳格化する条例の改正案をとりまとめ、県議会への提案を目指す方針を固めたことが関係者への取材でわかりました。

県警察本部によりますと、茨城県では太陽光発電施設の送電用の銅線ケーブルや工事現場のアルミ製フェンスなどの金属製品が盗まれる被害が、去年1年間に1632件あり、3年連続で全国で最多となっています。

ことしも先月末までですでに去年1年間の1.3倍の2167件に上っています。

金属の買い取り価格の高騰を背景に換金目的で金属が盗まれているとみられ、県警察本部では、違法な換金を防ぐ対策を強化しようと金属くずの取り扱い業について定めた県の条例の改正案をとりまとめる方針を固めました。

現行の条例では、換金の際の売り主の名前や住所などの本人確認の方法が定められておらず、口頭で済ませることができるため売り主が偽って申告するおそれがあるということです。

このため改正案には、買い取り業者に対して免許証などの証明書での確認を義務化するなど本人確認を強化する内容が盛り込まれる見通しです。

警察本部では、この改正案について、来月からパブリックコメントを始める予定で来年3月の県議会への提出を目指すことにしています。

※これは行政、警察も頭が痛い問題です。
でも必ず誰か買いますので、中々難しい問題です。


ギズモードジャパンより

・ごみ埋め立て地は宝の山だけど、採掘にはいろいろな障壁がある

2018年にアメリカ人が埋め立て地に捨てたごみは2億9240万トンで、1人あたり毎日約2.3kgに相当します。そのごみの多くは化学反応を起こして、周辺地域を汚染します。

しかし、悪臭を放つごみの中に有用な物質が含まれている可能性があるとして、環境保護活動家やエンジニアの中には、埋め立て地を有効活用すべき資源と考える人もいるようです。

埋め立て地採掘とは、埋め立て地の区画を掘り起こして、電子廃棄物や貴金属などの回収可能物質をごみから選別し、メーカーで新しい製品にリサイクルする流れを指します。いい感じに聞こえますが、まだ普及には至っていません。

サザン・メイン大学環境科学・政策学部名誉教授。科学誌Waste Managementに掲載された「Landfill mining: Case study of a successful metals recovery project」の共著者。

現在、埋め立て地には何百万トンもの回収可能な金属やプラスチック、その他の素材が眠っています。

数千億円の価値がある資源です。
埋め立て地採掘が普及しない理由は経済性です。
現状では固形廃棄物の埋め立て地を採掘するための費用が、さまざまな理由によって回収可能な物質の価値を上回っているんです。

通常、鉱物の採掘費用には、対象となる鉱石の採掘、選鉱処理、廃棄物の管理、鉱石の輸送と販売、そして採掘地の閉鎖と埋め立てが含まれます。

費用は採掘された素材の販売収入を下回らないといけません。
費用の方が大きいと赤字です。

固形廃棄物埋め立て地の採掘は、環境面で多くの利点をもたらしますが、経済的な制約は通常の採掘と同じです。

通常の採掘と違い、固形廃棄物埋め立て地では、どこになにがどれくらい埋まっているのかわからないので、採掘に必要な費用や収益の見積りがすごく難しいんです。

あと、有用な物質だけでなく、どこにどれくらいあるかわからない危険物のための費用もかさみます。
作業員の安全や環境への深刻なリスクにつながりかねませんから。


最も費用がかかるのは、素材の選鉱です。

例えば金属の場合、通常固形廃棄物に占める割合は約5%です。
残った95%の廃棄物は、一時的に取り除かれた後で埋め立て地に戻す必要があります。

また、多くの金属は単体ではなく、複数の素材からできた製品の一部に過ぎないので、金属以外の部品をすべて取り除くための費用が鋼鉄の市場価値を上回ることもあります。つまり赤字です。

最後に、埋め立て地採掘には莫大な環境リスクが伴うため、不測の事態に備えた資金や保険がある場合にのみ、採掘プロジェクトが認可されます。

採掘開始前の段階で、採掘事業者は埋め立て地の適切な閉鎖、埋め立て、環境上の影響を回復する費用を賄うための潤沢な資金が必要になります。

記事全文

※確かに「都市鉱山」ですが、混じっていると中々難しい。
下手にやると「環境が云々・・」という環境家も出てきます。


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今日の中国情報。

・中国 失業率がさらに悪化するか 複数の大手企業がリストラを計画


・疫病大流行 突如のビザ免除 中共の意図は?



熱田神宮のご神木「大楠」

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今日も笑顔で。


ではでは・・

スクラップマスター南

yukimm425@gmail.com








posted by スクラップマスター at 09:26| 非鉄 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする