2023年06月21日

メタネーション


こんにちは。

今日も良い天気です。

世界中で干ばつや豪雨が起きているとは
信じられないですね。

でも先日の大雨被害もあるので、
注意は怠らないように。



・メタネーションが流行りです。
※CO2と水素から「メタン」を合成する「メタネーション」技術

資源エネルギー庁の出している資料から。


実は1995年に日本は世界で初めて、メタネーションによる
合成メタンの生成に成功しています。

その後も研究開発が進み、2017年度から2021年度にかけて、国立研究開発法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の事業として、日立造船とINPEX(旧国際石油開発帝石)が基盤技術開発をおこなっています。また、大阪ガスも、より効率的に合成メタンを製造するための先導的な研究を進めています。


こちらはCO2発生量の割合。

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※ガスの方が圧倒的に良いという事。


エネルギーの利用用途。

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※ガラス溶解炉がここまでとは知らなかった。


メタネーションによるCO2排出削減効果

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2050年ガスのカーボンニュートラル化の実現に向けた姿

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「2050年のガス供給」のイメージ

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ガスのカーボンニュートラル化を実現する「メタネーション」技術


※長くはないので一度読んでおくことをお勧めします。



これに関連して「川崎重工」が「水素」の調達をしています。

オーストラリアの「褐炭」から水素を取り出す技術を
もっており、液化水素運搬船「すいそ ふろんてぃあ」が
動いている。

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川崎重工の動きはこの下から。

・脱炭素社会の実現へ。 世界中で加速する水素エネルギー開発


やはり「水素」なのかな?



今日も出雲大社近くの「稲佐の浜」

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今が大事。

今日もいい日。


ではでは・・

スクラップマスター南

yukimm425@gmail.com




posted by スクラップマスター at 08:18| エネルギー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年06月11日

金属、何でも盗まれる。


こんにちは。

今日から明日にかけて台風の影響があります。
先週の大雨の再現があるかもしれません。

ご注意ご注意。



さて「金属盗難」が止まりません。

蛇口やグレーチング、果てはこんなものまで。

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金属盗難がどこで起こるか分からない。

というか、いつどこで起こっても不思議ではない
そんな世界に入っています。

製品だから大丈夫と言う考えはダメです。

盗難対策、防犯対策は必須になります。



・バイオ燃料が進んでいます。

ユーグレナ、100%次世代バイオディーゼル燃料「サステオ」を使用した「MAZDA SPIRIT RACING MAZDA3 Bio concept」が富士24時間レース完走

ユーグレナ社のバイオ燃料『サステオ』

化石燃料に代わる、サステナブルな社会を実現するための燃料、それが『サステオ』です。
2020年に次世代バイオディーゼル燃料を、2021年はバイオジェット燃料を供給開始し、車両・船舶・航空機で利用が拡大しています。

『サステオ』=サステナブルな燃料=バイオ燃料

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サステオの原料は、使用済みの食用油と微細藻類ユーグレナから抽出されたユーグレナ油脂です。

その割合は、使用済みの食用油が90%以上と大部分を占めており、ユーグレナ油脂の割合は10%以下です。
使用済み食用油は現在世界中で使用されている原料である一方、有限な資源のため、将来的にバイオ燃料の需要が増えた際、足りなくなってしまう日がくると予測されています。

ユーグレナ社は、食料と競合せず、また、必要量に合わせて供給することが出来る原料として、ユーグレナ油脂培養の技術開発にも注力しています。

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サステオのジェット燃料は、国際規格「ASTM D7566 Annex6規格」に適合したバイオジェット燃料(SAF)です。

ユーグレナ社のバイオ燃料製造実証プラントでは、バイオ燃料アイソコンバージョンプロセス技術を採用しており、取得したASTM認証に適合したバイオジェット燃料は世界で初めて。

なお、サステオのジェット燃料は既存石油系ジェット燃料へ最大50%混合が可能です。

サステオのディーゼル燃料は、バスや船舶といった陸・海のモビリティにて活用されています。

「次世代バイオ燃料」の特徴は、分子構造が市販軽油と全く同じ点です。そのため、排ガス試験の結果では、一般車両のエンジンに負荷をかけること無く、含有率100%で使用できることを確認しています。

また、サステオのディーゼル燃料はいま街中を走行している車にそのまま使用できたり、電気や水素といった燃料電池自動車のように新たに供給インフラを整備する必要がないため、日常生活になじみやすいといったメリットがあります。

(ユーグレナHPより)


世界が完全EV化を諦めたような感じですが、
それでもEV車のシェアは拡大しています。

でもエンジン車は無くならないでしょう。

問題はCO₂ですから。


今日のおすすめ中国動画

・中共の内部は足の引っ張り合い



今日は「空気神社」

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 今が大事。

今日もいい日。


ではでは・・

スクラップマスター南

yukimm425@gmail.com



posted by スクラップマスター at 08:59| エネルギー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年06月05日

「天然ガス」って解ってますか?


こんにちは。

先日溢れそうだった川の土手を歩いてみました。

あと50cm水が上がってきたら溢れていたね。

まあ運が良かったですが、あれが基準となるので
それより雨が強ければすぐに避難ですね。

今回は本当に運が良かった。


・・・・・・・・・・・


話題の「天然ガス」ってよく分かってますか?

EU内はロシアの天然ガスに頼っていたので、
昨年は史上最高の石炭火力の稼働がありました。


あれほど「石炭禁止!!」と言っていた欧州がです。

それほどロシアの天然ガスが重要だったという事。

では「天然ガス」って、そもそも何?から。

(幸手都市ガス鰍ウんの資料より)


不純物をほとんど含まずクリーン

良く燃える気体・メタンを主成分としている天然ガスは不純物をほとんど含まないクリーンエネルギーです。

しかも、天然ガスを冷却して液化天然ガス(LNG)にする作業の過程で、塵の除去・硫黄酸化物の除去・脱水・脱湿などの処理をするため液化天然ガスを気化させた天然ガスはクリーンに燃焼します。


都市ガスはクリーンな天然ガスが原料です。

都市ガスを燃やした場合にはSOx(硫黄酸化物)やばい塵の発生はゼロ。

地球温暖化を招くCO2(二酸化炭素)や大気汚染・酸性雨の原因となるNOx(窒素酸化物)の排出量も、石油や石炭に比べて30%から40%も少なく、地球規模の環境保全に役立つエネルギーといえます。

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空気より軽いので、事故防止にも貢献します。

天然ガスを原料とする都市ガスは空気よりも軽いガスです。

万が一ガスが漏れても、都市ガスなら低いところにたまらず、上昇して、さらに空中へ放散されやすいため、ガス事故の防止や軽減につながります。


天然ガスは、すぐれた高品質のエネルギー

天然ガスは太古に動物や植物が海の底に沈み、泥の中に埋もれているうちに、地熱・圧力の影響で徐々に分解してできたものです。

メタンを主成分とした熱量の高いエネルギーなのです。

産地で−162℃に冷却して液体化された天然ガスはLNG(Liquefied Natural Gas)と呼ばれ、気体の時の600分の1の体積になり、輸送・貯蔵が容易になるというすぐれた性質を持っています。

天然ガスは生ガス中毒の原因となる一酸化炭素を含んでいません。

また、液化の過程で、硫黄分などの不純物も取り除かれますので、大変クリーンな、しかも安全なエネルギーなのです。

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世界に広く分布し、埋蔵量も豊富です。

天然ガスの埋蔵量は全世界で約179兆㎥(2004年現在)が確認されています。

採取可能な年数は約67年と、石油に比べて長く、しかも新しいガス田が次々と発見されています。

中東地域に偏っている石油とはちがって、産出国も世界各地に広く分布しています。

天然ガスの輸入は、長期契約により、液体にしたガスから輸送・受け入れまで一貫したプロジェクトとしてすすめられるので、将来にわたり安定確保ができます。

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都市ガス原料の約90%が天然ガス。

明治5年、日本で初めて横浜にガス灯が灯りまりした。

それ以来、時代の流れや社会の要請によって、日本の都市ガス原料も色々に移り変わって来ました。

最初の石炭からナフサやブタンなどの石油系原料、そして天然ガスへ。

幸手都市ガス鰍ナは2000年に都市ガスをお使いいただいている地域で熱量変更作業を完了し、天然ガスを原料とする都市ガスへの切替を行いました。今や都市ガスといえば天然ガス原料のガスを指す、というくらい基幹都市エネルギーとして天然ガスは活躍をしています。


天然ガスは高効率、資源の有効利用に役立ちます。

天然ガス(13A)の発熱量は1m3あたり46.04655メガジュール(11,000キロカロリー)と高カロリーです。都市ガスを作る過程では液化天然ガス(LNG)をガス化して熱量調整をするだけでよく、石油系原料から作るガスに比べて非常に簡素化された設備で多量の都市ガスを製造することができます。

ガス化効率も、天然ガスはほぼ100パーセントと高く、資源の有効利用に役立ちます。


どうですか?

天然ガスは「CとH」の組み合わせで出来てます。

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天然ガスの内90%がメタンです。

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一般家庭で「プロパンガス」としてボンベで供給されるガスは、プロパンとブタンが主成分ですが、工業用のものは、ほとんどがブタンです。

「ブタン」ガスは身近なところではライター用ガスとしても使われており、中身が液体なのは「プロパンガス」と同じ原理です。

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今日はここまで。


ではでは・・

スクラップマスター南

yukimm425@gmail.com



posted by スクラップマスター at 14:20| エネルギー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする