2023年05月12日

円高に振れると銅は下がる。


こんにちは。

今日も穏やかな日です。

でも日本中揺れてますのでご用心。


銅の建値も下がっています。

11日から3万円下げて118万円です。

1円円高に振れただけでも下がりますね。



EUがまたまた動きました。

・人工芝や化粧品・洗剤など「意図的に添加した」マイクロプラ
 EUが今夏メドに規制へ

■規制対象は「意図的添加のマイクロプラ」
EUが禁止する予定のマイクロプラスチックは、人工芝や化粧品、洗剤、肥料、塗料などに意図的に加えられる微小なプラスチックだ。
マイクロプラスチックには意図せずに放出してしまうものもあるが、機能向上などのため意図的に製品に添加されるものもある。

例えば、人工芝に用いられる充填材(樹脂製チップ)は衝撃を和らげるなどの目的で、また化粧品のマイクロビーズは肌に馴染みやすくするなどの目的で使われる。
今回規制されるのは、重量の0.01%を超えるマイクロプラスチックを意図的に添加した製品の市場への投入だ。

企業がこの規制に対応するためには期間が必要であるとして、それぞれ移行までの猶予期間が決まっている。

例えば、人工芝に使われるマイクロプラスチックの猶予期間は8年、メイクアップ用化粧品に加えられるそれは12年だ。

これに対し、欧州環境NGOの連合体である Rethink Plastic Allianceは今回の決定を歓迎しながらも、「猶予期間が過度に長い」と批判している。

■対象マイクロプラはEU全体で年間約4万2000トン
欧州委員会は2017年、欧州化学品庁(ECHA)に対し、製品に意図的に添加されるマイクロプラスチックについて、EUレベルで規制措置を講じるための科学的根拠の評価を求めた。

これに対しECHAは2019年1月、製品に意図的に使われるマイクロプラスチックに対する幅広い制限を提案した。

マイクロプラスチックは、いったん環境中に放出されると、長期にわたり残留し回収もできない。

生物の体内に取り込まれやすく、食物連鎖に入り込むことから、健康や環境にリスクがあると考えられるためだ。

対象となるマイクロプラスチックは、EU全体で年間約4万2000トン。
このうち、最も大きな汚染源は人工芝の充填材で、年間最大1万6000トンと試算されている。

マイクロプラスチックが人間の健康にリスクをもたらすという証拠も増えてきた。

EUで法制化されれば、日本への影響も必至だ。

日本企業にはEUの猶予期間を前倒しにして、製品からマイクロプラスチックを排除してほしいものだ。


※実は化粧品や研磨剤などに、本当に細かなものが
使われています。

これは全てを潜り抜けて海へ流れている。
使わない決断は良いが、代替品にも注意が必要。



ヨーロッパでは「燃料問題」が起きています。

フィンランドではこんな動きがあります。

・露産燃料失ったフィンランド イタリアのゴミに活路

ウクライナ情勢の悪化を受け、ロシア産燃料の輸入をストップしたフィンランドでは、エネルギー企業が主要な燃料調達先を失った。

そこで代替燃料となったのがイタリアなどから輸入される生活ゴミだ。
フィンランド国営放送「Yle」が報じている。

「Yle」によると、首都ヘルシンキ郊外のヴァンター市の火力発電所には、南フィンランドに住む150万人分の生活ゴミが運び込まれ、発電するとともにゴミ処理も行われている。

だが、フィンランド国内だけのゴミでは足りないといい、近くイタリアからのゴミも燃料として加わる予定だ。

フィンランドではこれまで、国内のゴミ焼却が追いついていなかったため、大量のゴミをエストニアやスウェーデンなどへ運び出し、処理を委託していた。

だが、現在は逆に外国からゴミを輸入するようになっている。

「現時点でフィンランドが出すゴミだけでは発電所にとって不十分です。
実際に、約4分の1の燃料は外国からのものとなっています」

輸入されるイタリア産のゴミは、フィンランドのものとあまり違いはないという。

バイオ廃棄物やリサイクル可能な金属などを除いた生活ゴミが主となる。

イタリアとは、すでに8万トンのゴミを運び込むことで合意しており、近く輸入が開始される予定だ。

これまでにフィンランドでは外国へのゴミの輸出が6万トン減少したのに対し、輸入は4万トン増加した。

このゴミの輸入の増加は、まさに代替燃料を得るために起こっている。

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※この写真の下の言葉「欧州市民は気候危機と戦う
用意はあるが、ライフスタイルは変えたくない」が全て。

「サーマルリサイクルはリサイクルではない」と
常に言っている欧州が「ゴミ発電」を必要としている。

だから日本もわざわざ市民に手間をかけさせて、
燃える「廃プラ」を分別する必要はない。
コストが増えるだけで意味はない。

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豊橋技科大発ベンチャーが面白いことをやっています。

・走行中EVにワイヤレス給電
 豊橋技科大発のベンチャー企業が開発中

 豊橋技術科学大学発のベンチャー企業「パワーウェーブ」(豊橋市)が、電動モビリティー(乗り物)にワイヤレスで給電する技術開発を進めている。

駐車中や走行中にプラグやコードを使わずに自動で電気を送る技術で、充電の手間がかからないのが特長。

インフラ企業と連携し、将来的には高速道路を走る電気自動車(EV)へ路面から給電するシステムづくりを目指す。

※障壁は多いと思いますが、ドンドン進めてください。



今日は地元の「八幡宮」

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今日もいい日。

ではでは・・

スクラップマスター南

yukimm425@gmail.com


posted by スクラップマスター at 09:45| エネルギー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月01日

千葉県は・・


こんにちは。

今日から5月です。

五月晴れと呼ぶのにふさわしい天気です。

さあ1日詣りに行きましょう。



千葉県のスクラップヤードの記事が連日出ています。

・迷惑ヤード”大量スクラップ
 住民不安…地響き「まるで地震」近くに幼稚園

知らないうちに「スクラップヤード」が出来ている。

塀の高さを超えるスクラップが積み上げられている。

騒音・振動・埃・煙などの苦情が寄せられている。


今回千葉県の袖ヶ浦市の中華系ヤードのニュース。

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市から何度も注意が入っているが、ヤードにいるのは
「中国人従業員」だけです。

「チンプートン(分からない)」と言われるだけ。

経営者に電話してもらっても、「忙しい」と言われて
電話を切られるだけ。

前回の千葉市でも20回以上の注意指導が入っているが、
結局は何の改善にもならない。

そのまま5年10年と続けるでしょう。


これが彼らの生まれた国「中国」だったらどうなのか?

その場で「営業停止」とされて、「封鎖」されます。

でも日本は「甘い」という事を分かっているので、
ギリギリまでのらりくらりとやり続けます。

そして「千葉県・千葉市」の行政の対応を日本中の
中華系の人々は見ています。


「あ〜なるほど、やりますとだけ言って引き延ばせば
大丈夫じゃん」と、真似をしてくるだけです。

せめて1週間や1か月業務停止くらいしないと、
絶対に変わることはないでしょう。

かれらも命がけで日本で商売をしている。

甘い行政の人達が来ても対処の仕方を知っている。

「会わなければいい」のですから。


だから「責任者」はほとんどいない。

会えないようにしているから。(笑)


※真面目に活動している中国人も沢山いますが、
今回は「不真面目な中国人」の話です。


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・日産が次世代燃料電池システムがFCVに革命。

まず「FCV」とは何か?から。


「FCV」は燃料電池を搭載し、水素と酸素の化学反応により
電気エネルギーを使用して、モーターを回転させて走る車。

日本だとトヨタの「MIRAI」やホンダのクラリティ
「FUEL CELL」などが有名。

CO2を排出しないので環境に優しい。

だが水素ステーションのインフラ整備や、燃料タンクに
プラチナなどの希少金属を使う触媒を用意する必要がある。

総じて車の価格が高くなる。

2022年1月〜11月に世界で販売されたFCVは1万8547台。
(そのうち10000台を現代自動車が占める)

現状は韓国車が先を走っている。


ここで日産の次世代燃料電池システムができた。

「e-Bio Fuel Cell」。

これはバイオエタノールを燃料とし、固体酸化物形燃料電池
SOFCによって、発電した電力をバッテリーに蓄えて
モーターで走行するというシステム。

つまり「水素(H₂)」を使用しない。

バイオエタノールは、100%エタノールあるいは
水55%を混ぜたエタノール混合水のことで
サトウキビやトウモロコシを原料としている。

植物は成長過程でCO₂を吸収しているから、車での
発電時に排出されるCO₂は相殺されることになる。

化石燃料と違い農業で生産できるので、枯渇を心配する
エネルギー問題を解決する1つの手段となる。

バイオエタノールの世界市場は、2027年には1905億円、
2030年にはおよそ26兆円規模にまで成長すると言われている。


バイオエタノールを含む「バイオ燃料」は、今日と議定書で
「カーボンニュートラル」をして扱われている。

主に「運輸部門」の削減対策として導入が進められている。


アメリカではトウモロコシのバイオエタノールが、
総ガソリン需要の10%を導入義務量とされている。


現在世界はEV化が進んでいる。

世界の自動車販売全体のうち10%をEVが占めるようになった。
(2022年)

ちなみにEV車の販売数1位はテスラ。

2位は中国のBYD、3位は中国の上海汽車集団。

※中国もFCVにシフトしている。


2022年4月13日に中国国内の水素ステーションは250基を
越えて、世界一の設置数になった。

同21日には長安汽車が航続距離700q以上のFCVを発表。

2030年には世界のFCV台数は1000万台を超えると
予測されている。

※日本は2030年までに80万台に設定。


他にも「e-fuel」が日本にはあります。

「e-fuel」は、水を電気分解した際にできる水素と、
CO₂で合成されている再生可能エネルギーを原料とし
ガソリンやディーゼルなどといった燃料に混合して
使える液体燃料の事。

「e-fuel」であれば、CO₂を抑えながら、従来のガソリン車、
ディーゼル車の構造のまま使用できる。

その上、既存のガソリンスタンドなどの燃料インフラを
活用できるから普及しやすい。

※EVよりもエネルギー効率が良く、長距離移動に向いている。

EUでは2035年以降も「e-fuel」車はOKとなった。


ここで「SAF」というジェット機に使うバイオ燃料のことを。

普通バイオ燃料というのは、植物・動物などといった
生物資源であるバイオマスが用いられた燃料のことを指す。

「SAF」もバイオ燃料の一つで、化学処理で廃食用油などの
成分を生成することで製造されるもの。

従来のジェット燃料と比較すると、最大50%以上の
CO₂排出量を削減できると言われている。

※中国はアジアで初めて「SAF」を自主開発した。
今後もSAFに関しては中国が引っ張っていくだろう。


日本では「次世代グリーンCO₂燃料技術研究組合」が設立。
※2022年7月1日設立。
トヨタ・豊田通商・ENEOS・スズキ・SUBARU・ダイハツ
2023年3月19日にマツダも参画。


2023年3月に、三菱地所が東京駅周辺の飲食店などから
出る廃食油を日揮HDに供給を開始。
それをコスモ石油との共同出資会社で来年にもSAFを生産。

三菱商事とENEOSは2027年には年数十万キロリットルの
SAF供給網を国内に完成させたいとしている。

丸紅もアメリカの会社の技術にJALなどと出資。
SAFの国産化を検討している。

※今年の4月にANAとJALが日本国内で混合したSAFを
伊藤忠商事から初調達した。


今回は長くなりましたが、世界の「EV化一極」がどうやら
夢物語だと分かったような気がします。

EUの謀略に嵌らないように願います。

良い連休をお過ごしください。



五月晴れの「諏訪神社」。

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ではでは・・

スクラップマスター南

yukimm425@gmailcom








posted by スクラップマスター at 11:48| エネルギー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年04月19日

アンモニアが簡単に作れたら凄い!


こんにちは。

これから少し暑くなりそうですね。

体調にご注意してください。


★東工大ニュースが凄い。

鉄はレアメタルより強し
100 ℃の低温でアンモニアを合成する鉄触媒の開発に成功

・100 ℃の低温で水素と窒素からアンモニアを合成する鉄触媒の開発に初めて成功。

赤錆が原料の安価な開発触媒による低温アンモニア製造で、エネルギー消費とコストを大幅に(40〜60%)削減。

開発触媒により、鉄のアンモニア合成能が、ルテニウム、コバルト、ニッケル等のレアメタルの数百倍から数千倍を超えることを確認。


・東京工業大学 科学技術創成研究院 フロンティア材料研究所の原亨和教授らは、赤錆を原料とする安価な鉄と水素化バリウム(BaH2)の複合材料を触媒とすることで、100 ℃の低温で水素と窒素からアンモニアを合成することに成功した。

原教授らは、鉄には低温でのアンモニア合成に高い潜在能力があると考え、それを発揮させる方法を模索してきた。

本研究では、鉄に強く電子供与する水素化バリウムを複合することによってその潜在能力を引き出し、低温でのアンモニア合成を可能にした。

近年、ルテニウムやコバルト、ニッケルといった貴金属やレアメタルを触媒とする低温アンモニア製造の研究開発が急ピッチで進められているが、本研究の開発触媒によって、鉄のアンモニア合成能力はこれらのレアメタルの数百倍から数千倍を超えることが確認できた。

この研究成果は、アンモニア製造の大幅な効率化だけでなく、CO2フリーエネルギー実現への布石となることが期待できる。

本研究成果は米国化学会のフラグシップジャーナル「Journal of the American Chemical Society(米国化学会誌)」オンライン速報版に3月31日(日本時間)に掲載された。

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記事全文。


※鉄は凄いですね。

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・非鉄スクラップリサイクル市場規模は2028年に3億1713万米ドルに達すると予測〜最新予測

※この数字が減ることはないでしょう。


・関東の鉄くずが下がり始めています。
これは東鉄下げますね。

銅も1260円から少し戻しそう。

アルミは少し戻しています。

でもパッとしませんね。



今日はここまで。

「武並神社」

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ではでは・・

スクラップマスター南

yukimm425@gmail.com



posted by スクラップマスター at 10:30| エネルギー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする