2023年03月29日

ペットボトルリサイクル


こんにちは。

今日は午前中2社と電話で長話をしたので
ブログが遅くなりました。


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内容は日経新聞の記事。

廃ペットボトル5割安 23年度上期、再生樹脂に割高感

これについて詳細を聞きました。

※昨年の11月末ごろに「来年の春までに段階的に
下がっていきます。大体20〜30円位は下がるだろう」と
ブログに書いてから、ずっと放っておいたから。

1社で1時間ほど。2社で2時間喋っていた。


結論から行くと、やはり非常に厳しいという事。

・バージン価格の下落。
・世界的な需要が激減。
・B to Bの需要も5%は減る。
・東南アジアの需要がまったくない。
・電気代が他のPP・PEよりも非常に割高。
・ペットシートの製造会社が使わない方向に。

等々まだまだありますが、大きな理由はこれ。

★令和5年の行政のペットボトル落札量(4〜9月)

ここでは落札業者を載せます。
(容リ協HPより)数量トン。

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地域ごとの落札量、落札金額も見れます。

沖縄や離島、辺鄙な場所は逆有償もありますが、
殆どは「有償」で買取になっています。

前回よりも下がっていますが、一番高い値段は
@90円/sくらいになっています。

記事より

日本容器包装リサイクル協会(容リ協、東京・港)がまとめた23年度上期(4〜9月)の落札結果によると、使用済みペットボトルの落札価格(加重平均)は1トン6万376円だった。
過去最高値を付けた22年度下期(22年10月〜23年3月)と比べて48%安い。
値下がりは5期ぶりで、リサイクル会社が負担する原料コストの高騰は一服した。

廃ペットボトルはリサイクル会社が洗浄・破砕し、フレークやペレットと呼ぶ再生樹脂に加工して繊維やシートを作る。

容リ協によると、2月の廃ペットボトル由来の樹脂の販売実績は前年比18%減った。

自動車内装材など繊維向けは45%減、卵のパックなどの容器になるシート向けは41%減と大きく落ち込み、廃ペットボトルの需要減につながった。

背景には石油由来の新品樹脂の値下がりがある。金融引き締めで景気懸念が強まった欧米に加え、ゼロコロナ政策の影響が長引いた中国で繊維向けの需要が鈍り、国際市況が悪化。

日本の貿易統計から算出した新品の輸入PET(ポリエチレンテレフタレート)樹脂は1月時点で、1キログラムあたり155円前後と前回入札前後より1〜2割安い。

原油価格の下落も加わって新品樹脂の値下がりが加速。

リサイクル会社からは「国内で新品回帰が強まり、(再生樹脂の)売り先がなくなった」との声が上がる。

これまでの原料高を転嫁できずに使用済みペットボトルなどの原料在庫を抱えたリサイクル会社が高値での入札を嫌い、落札価格の下落につながった。

廃ペットボトルをフレークに加工するのに必要な費用はおおむね1キロあたり50〜60円程度。

今回の落札単価を基にすると、再生樹脂の価格は同110〜120円程度となる見込みで、前回の入札後にみられた取引価格から3〜4割安くなる。

資源リサイクルは温暖化ガスの排出削減に寄与し、脱炭素の流れが加速する中で再生樹脂の市場拡大が期待されている。

今回の入札で大幅に値下がりした廃ペットボトルも、依然高値水準にある。

容器包装リサイクル制度が始まった当初は、リサイクル会社が引き取り時に費用を受け取る「逆有償」が一般的だった。

再生樹脂の需要増とともにリサイクル会社が費用を払う「有償」での落札が増え、今回の入札でも有償分の割合は98%だった。

廃ペットボトルが割高感なく取引されることはリサイクルを推進する上で重要になる。


※この記事の通りですが、実は今回皆さんが落札したのは
「実は落としたくなかった」という部分が強いです。

遠慮がちに価格を入れたら「落ちてしまった」という災難。


とにかく「売れない」そうです。

そして事業系のペットボトルは下がっているが、
この行政の入札は「半年間」続くもの。

今ある在庫は前回の@100円を大きく超えているもの。
これが問題の種になっているそうだ。

だから事業系の物はまだ下がるでしょう。
それで「赤」を少しでも薄めないといけない。

一番の問題は「大量にある在庫」をどこかが安売りを
かけた場合は、相場が一気に崩れる可能性がある事。

今年の9月までの勝負はついています。

令和5年の後半に世界経済が少しでも回復していることが、
ペットボトル価格に影響します。

だから今年は上がるなんてことはあり得ません。


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ここからは「塩ビ管(PVC)」の輸出の話。

ペットもそうですが、プラスチックは全体的にダメ。

「塩ビ管粉砕物」は環境省によって検査が強化された模様。

これは内容物のごまかし等も含めて、検査が強化されている。

逮捕者も出ている模様。

環境省と経産省は仲が悪いのでは?と思う。




今日は「神倉神社」

神倉神社 和歌山県 .png

今日もいい日。

ではでは・・

スクラップマスター南

yukimm425@gmail.com




posted by スクラップマスター at 12:49| ペットボトル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年03月18日

ボトル飲料するに関して


こんにちは。

今日は緩やかな雨が降っており桜の蕾も膨らみます。

東京、名古屋でも開花宣言が出ました。
もうすぐ桜吹雪の季節です。



今日は「ボトル飲料」に関して。

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・国連大学:ボトル飲料水に関する新報告書

ボトル飲料水は、世界が安全な水をすべての人に届けられていない現状を隠し、持続可能な開発を妨げ得る

カナダに所在する国連大学の水・環境・保健研究所(UNU-INWEH)から、ボトル飲料水に関する報告書が発表されました。
著者: UNU-INWEHゼイネブ・ブーレル、同ジミー・コプケ、同ヴラディミール・スマッティン、マクマスター大学マリアム・ミーナ


英文で55Pにも及ぶ報告書の要点。

・ボトル飲料水産業は、信頼のおける飲料水をすべての人に届けるという重要なSDGsターゲットにおいて公共システムが失敗している、という世界の重大問題を覆い隠すことに貢献している。

・一部の民間企業は、公共財である水をわずかなコストで入手し、処理し、お金を払える人に売り戻している。
40カ国における事例で、皮肉なことに、完成した製品は必ずしも安全ではないことが示された。
公共水道事業者と比べて民間企業はほとんど監督されていない。

・ボトル飲料水によって発生するプラスチックごみの問題は急拡大している。
毎年発生するごみの総重量は40トン・トラック625,000台分に相当し、縦列させたら、ニューヨークからバンコクを繋げられる距離。

・世界のボトル飲料水の総売上高は2030年までに倍加して0.5兆ドルに達することが見込まれる中、産業全体の規制を強化することが今まで以上に重要となる。

・産業の成長が示すのは世界的な不平等、そして、基本的な人権として安全で十分で安価な水を普遍的に供給することの必要性。

※40トントラック625,000台分の重量が気になりますが、
それだけ多くのボトルが出ているわけです。
多くの国ではそれが「ゴミ」となっています。


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・国際刑事裁判所(ICC)は17日、ウクライナの子どもの違法連行をめぐる戦争犯罪の疑いで、ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領に逮捕状を出した。


ニューズウィークより

中国とロシアの「権威主義同盟」は世界を変えるのか

過去400年ロシア優位で推移してきた両国関係は、いま中国優位へと変貌しつつある

中国は3月5日からの全国人民代表大会で政府の新陣営を確定した。
外交も内政も大きく動き出すだろう。

外交の第一手は習近平(シー・チンピン)国家主席のロシア訪問だ。

中ロ間には数々の歴史的因縁があるが、これまではロシアのほうが優勢だった。

16世紀末、モンゴル支配から抜け出したロシアはウラル山脈を越え、シベリアに進出。

1860年の北京条約で今のウラジオストクまでの支配を清朝にのませた。

以後、革命で一時力を失ったものの、新国家ソ連は国民党に取り入って影響力拡大を図る。


1949年に中国共産党が建国しても、スターリンは日本から奪還した満州を中国に直ちには渡さなかった。
50年からの朝鮮戦争ではソ連軍を出さず、中国に圧力をかけて義勇軍を参戦させた。

しかし56年のフルシチョフによるスターリン批判後、中国はソ連と路線闘争を始め、69年には国境をめぐり両国軍が武力衝突を起こした。

無用な中ソ・中ロ対立に終止符を打ったのがプーチンで、彼は2001年7月に中ロ善隣友好協力条約を、04年10月には国境協定を結んで境界を画定させた。

習近平にとってプーチンは、大統領4選を実現した仰ぎ見るべき兄貴分だ。

08年ジョージア、14年クリミア、15年シリアで軍事侵攻・介入を成功させ、アメリカの鼻を明かす。

情にも厚く、世界中から総スカンを食らった22年の北京冬季オリンピックの開会式にわざわざやって来てくれた。

中ロの上下関係が逆転した
しかし、この400年余りロシア優位で推移してきた中ロ関係は、今われわれの眼前で中国優位に変化している。GDPで中国はロシアの約10倍、極東方面では軍事力でも大差をつけている。

「習近平が訪ロすれば、権威主義大国同士の『神聖同盟』が成立する。

この同盟は、グローバルサウスを従えて、西側の自由・民主主義・市場経済を邪魔する大勢力となる」という声があるが、それは中ロの力を過大評価している。

中国とロシアのGDPは、アメリカ、日本、韓国、オーストラリアの合計の3分の1程度でしかない。

記事全文


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話題のchat GPT
(ベストカーより)

・話題の人工知能に「減るか無くなる自動車関連職業を教えて」と聞いたらド正論で返された…

その職業はこちら


他にも色々あります。
常に世界は動いている。



今日は「香取神宮」

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今日もいい日。

ではでは・・

スクラップマスター南

yukimm425@gmail.com


posted by スクラップマスター at 10:44| ペットボトル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年12月25日

ペットボトルの価格下落が始まってる。


こんばんわ。

今日は遅くなりました。


ペットボトルベーラーなどの価格下落が始まっている。

ちょっと情報が入ったので少しだけ。

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大手飲料メーカーと組んで「B to B」を行っている会社(工場)
が下げを主導している。

バージンが値下がりしているのに、ペットボトルの価格が
高すぎるのが、一番大きな原因。

中国の生産や消費が落ちているのも原因。

情報だと11月12月と下がっているが、年明けの1月から
4月くらいまで段階的に下げる予定。

結局「B to B」に突き進み、大赤字を計上している。

さらにリサイクルペットを使っていた「シートメーカー」が
完全にバージンに切り替えており、需要も減っている。

またメーカーの収益を圧迫しており、株主に対しての
言い訳が出来ない状況らしい。


バージンの方が安くなっている(使い勝手が良い)のに
なんで拘るのか?等という意見も出ている。

だから輸出は不振。

さらに高値の日本市場を狙って、海外からも再生ペットが
入ってきているのも原因の一つ。

でも結局は自分達で「取り合い」をしたのが原因。

そして値段を釣り上げたが、帳尻が合わなくなって、
慌てて「下げましょうね。」と仲間内で言っている。

本来なら自由だが、さすがに皆さん青色吐息のために、
なし崩し的に下げに向かうだろう。


これから30〜40円ほど段階的に下がることが予想される。

まあ「容リ協」の対応も見のもです。


★資料
「PETボトルリサイクル工場」

※情報に関しては責任を負いませんので、
ご自身で確認してください。


今日はここまで。

ではでは・・


スクラップマスター南

yukimm425@gmailcom

posted by スクラップマスター at 20:57| ペットボトル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする