2021年05月27日
改正地球温暖化対策推進法が可決、成立した。
改正法では、温室効果ガスの排出量と森林などの吸収量を
均衡させる「実質ゼロ」を意味する「脱炭素社会」を
50年までに実現するとの政府目標を基本理念に設定した。
産業革命前と比較した気温の上昇幅を1.5℃に抑える努力を
すると定めた国際的な枠組み「パリ協定」の目標も取り込み
国際社会に環境先進国としての姿勢を発信する。
これまで政府目標は同法に基づく実行計画に盛り込んできたが
法律に「格上げ」することで政権交代などがあっても
政策の継続性を担保する。
・・・・・・・・・・・
東鐡九州は今まで午後10時から安い電気代を使うために
主力の操業していたものを、「再生可能エネルギー」
(主として太陽光発電)を利用することで日中でも
主力の操業をできるように九電と協議を始めた。
実はこれは非常に画期的なことです。
これにより、今まで連続操業できていなかったことが
解消され、大幅な経費削減となる。
改めて「高炉」との競争力を高める狙い。
・・・・・・・・・・・・
かたや高炉はこのようなことも画策している。
日本製鉄を中心にした共同体で、勧められている研究。
臨海製鉄所の地の利を生かし、カーボンニュートラル材の
マリンバイオマス(海藻)を生産、製鉄のプロセスの中で
利用する「バイオマスの地産地消」の新たな
サプライチェーンの構築を目指している。
高炉に投入する炭材(コークス)などに代替使用。
実用化されると2050年ごろにはCO₂を約100万トン削減できる。
このような大きな動きが起きています。
環境大臣が誰であろうと、二酸化炭素削減は「国の方針」です。
やはりこれに絡むことがこれからの仕事になります。
・・・・・・・・・・・・
緊急事態宣言は間違いなく6/20まで延長されるでしょう。
さらにオリンピックがどうなるのかも分かりません。
まあ約3週間「時間を儲けた」と考えましょう。
ではでは・・
スクラップマスター南
yukimm425@gmail.com
2021年04月25日
連休明けまでお休みですか?
緊急事態宣言でまた動けない。
その中でも政治は動く。
気候変動サミットで日本は2030年までに
2013年度比46%減を目標にした。

産経ニュースより
麻生財務相は「排出削減、公平ルール必要」と。
中国を念頭に「(排出削減を)頑張らなきゃいけない
ところが全然頑張っていない」と強調。
それどころか発展途上国のようにふるまっていると
疑問を呈し、一段の削減に取り組むべきだとの
見方をしめした。
そして環境相は寝ぼけている。

僕の友人は「彼が総理大臣になったらいいな」と言ったが、
「神輿は軽い方が良い?」という意味なのか?
彼は自分の責任を全く分かっていない。
多分勉強する気も無く、責任を伴う発言はしない。
父親に教わったのだろう。
その中国だが、習氏は「中国はどれほど発展しようと、
永遠に覇権を唱えず、拡張せず、勢力範囲を求めず、
軍拡競争をしない。
中国は世界平和の建設者、グローバル発展の貢献者、
国際秩序の擁護者であり続ける」と語った。
さすが「孫氏の兵法の国」。
勝ったものが歴史を作るのをよく知っている。
インドやアメリカ、ブラジルの感染拡大は留まることを
知らなくて、変異株は相当ヤバい感じです。
どう考えても「オリンピック」は難しいと思うが、
菅さんは、引っ込みがつかないのだろう。
今日改めて、集めた記事を纏めてみたい。
ではでは・・・
スクラップマスター南
yukimm425@gmail.com
その中でも政治は動く。
気候変動サミットで日本は2030年までに
2013年度比46%減を目標にした。

産経ニュースより
麻生財務相は「排出削減、公平ルール必要」と。
中国を念頭に「(排出削減を)頑張らなきゃいけない
ところが全然頑張っていない」と強調。
それどころか発展途上国のようにふるまっていると
疑問を呈し、一段の削減に取り組むべきだとの
見方をしめした。
そして環境相は寝ぼけている。

僕の友人は「彼が総理大臣になったらいいな」と言ったが、
「神輿は軽い方が良い?」という意味なのか?
彼は自分の責任を全く分かっていない。
多分勉強する気も無く、責任を伴う発言はしない。
父親に教わったのだろう。
その中国だが、習氏は「中国はどれほど発展しようと、
永遠に覇権を唱えず、拡張せず、勢力範囲を求めず、
軍拡競争をしない。
中国は世界平和の建設者、グローバル発展の貢献者、
国際秩序の擁護者であり続ける」と語った。
さすが「孫氏の兵法の国」。
勝ったものが歴史を作るのをよく知っている。
インドやアメリカ、ブラジルの感染拡大は留まることを
知らなくて、変異株は相当ヤバい感じです。
どう考えても「オリンピック」は難しいと思うが、
菅さんは、引っ込みがつかないのだろう。
今日改めて、集めた記事を纏めてみたい。
ではでは・・・
スクラップマスター南
yukimm425@gmail.com
2020年11月10日
カーボンニュートラルとカーボン〇○○
そもそも「カーボンニュートラル」とは何か。
一番分かりやすい図。(EMIRAより引用)

地球上の炭素(カーボン)の総量に変動をきたさない、
CO2の排出と吸収がプラスマイナスゼロになるような
エネルギー利用のあり方やシステムの社会実装を指す概念だ。
「皆さんもご存じの通り、大気中にはCO2がたくさんあります。
CO2というのは、すなわち炭素(C)の酸化物です。
この炭素酸化物、CO2の大気にたまる量が増えることが
、地球温暖化の原因として問題視されているわけです。
ただ、実は炭素というのは、大気中に限らず、地中や地表、
水中にも存在します。
例えば地中にあるのは、石油、石炭、天然ガスといった化石燃料。
また、地表には森林があります。
これらの炭素プール(炭素の貯蔵庫)は、地表、海、大気で
炭素は循環するものの、それぞれの量は安定しています。
また、地中の炭素は人間が掘り出さなければ、固定された
ものとして他の炭素プールに影響を与えません」
「しかし、化石燃料の使用によって、固定されていた炭素を
エネルギーとして利用して大気に放出しているため、大気の
炭素濃度が上昇し、温暖化を引き起こしているのです。
人間による化石燃料利用を別とすれば、炭素は生物の呼吸、
有機物の燃焼、腐敗などによってCO2の形で大気に放出されて
いますが、植物は光合成によってCO2を吸収し、海も大気と
接することでCO2を吸収しています。
これらの排出量と吸収量が等しく、元のバランスが変わらない
ようにすることが『カーボンニュートラル』です」
例えば、植物は光合成によって少なくとも成長期はCO2を
吸収し続けるが、やがて成長が止まるとカーボンニュートラル
の状態となり、さらに枯れて腐敗するとCO2の排出源になっていく。
ただ、植物が取り込んだCO2は、もともと大気にあったもの。
その植物の生涯を見れば、カーボンニュートラルの状態と言える。
この考え方は、人間が植物をバイオマスエネルギーとして
燃焼利用した場合も同じだ。

では「カーボンシンク」とは?
(環境ニュースより)
二酸化炭素などの温室効果ガスを吸収する大気、
森林と海洋のこと。
科学的な議論では海洋の吸収量が問題になるが、
政策的な議論としては森林のそれがメインとなる。
京都議定書では、土地利用の変化及び林業セクターにおける
「1990年以降」の「直接的かつ人為的」な「植林・再植林
・森林減少」といった活動から得られる吸収・排出量に限って
当該国の削減量・排出量に算入できることになり(第3条3項)、
算入方法として、吸収量を基準年の排出量(1990年)の算出
では考慮せず、目標達成期間の排出量の算出には考慮する
「グロス-ネット方式」が採用された。
日本に認められた吸収量算入の上限値は1,300万炭素トン(
基準年排出量の約3.9%に相当)。
これまでは、植物は成長する際にCO2を大量に取り込むため、
土壌の生態系は気候変動のペースを鈍化させる役割を果たして
いるとされてきた。
植物のCO2吸収によって、土壌中のCO2レベルも押し上げられる。
しかし、今回の報告は、CO2の増加は亜鉛化窒素とメタン
という、より温室効果の高い別の2種類のガスの土壌、水田、
湿地からの放出も増やすことになるとし、「土壌の生態系が
地球温暖化を鈍らせる能力は過大評価されてきたことが示唆
されている」と指摘した。
多くの植物はCO2レベルの上昇に伴いより速く成長し、
大気中からより多くのCO2が吸収されるが、その効果の
一部は亜鉛化窒素とメタンが増えると相殺される。
バン・グレーニゲン氏らは、これによって気候変動を和らげる
上でのカーボンシンクの能力がこれまで推定されていたよりも
少なくとも16.6%低くなるとしている。
これは地球温暖化のペースがこれまで考えられていたよりも
速くなる可能性があることを意味しており、同氏らは気候変動の
影響を調べるのに使われるコンピューターモデルを調整する
必要が出てくると指摘した。
亜鉛化窒素の温室効果はCO2の約300倍、
メタンは約21倍に上るという。
・・・・・・・・・・・・・
中国はこのカーボンシンクの考え方を使い、2060年には
中国全土でカーボンニュートラルを達成しようとしている。
ただカーボンシンクの計算方法も違いがあり、それよりも
メタンなどの温室効果ガスが問題だとの考えもある。
とりあえず「カーボンニュートラル」「カーボンシンク」の
言葉を覚えておきましょう。
ではでは・・・
スクラップマスター南
yukimm425@gmail.com
一番分かりやすい図。(EMIRAより引用)

地球上の炭素(カーボン)の総量に変動をきたさない、
CO2の排出と吸収がプラスマイナスゼロになるような
エネルギー利用のあり方やシステムの社会実装を指す概念だ。
「皆さんもご存じの通り、大気中にはCO2がたくさんあります。
CO2というのは、すなわち炭素(C)の酸化物です。
この炭素酸化物、CO2の大気にたまる量が増えることが
、地球温暖化の原因として問題視されているわけです。
ただ、実は炭素というのは、大気中に限らず、地中や地表、
水中にも存在します。
例えば地中にあるのは、石油、石炭、天然ガスといった化石燃料。
また、地表には森林があります。
これらの炭素プール(炭素の貯蔵庫)は、地表、海、大気で
炭素は循環するものの、それぞれの量は安定しています。
また、地中の炭素は人間が掘り出さなければ、固定された
ものとして他の炭素プールに影響を与えません」
「しかし、化石燃料の使用によって、固定されていた炭素を
エネルギーとして利用して大気に放出しているため、大気の
炭素濃度が上昇し、温暖化を引き起こしているのです。
人間による化石燃料利用を別とすれば、炭素は生物の呼吸、
有機物の燃焼、腐敗などによってCO2の形で大気に放出されて
いますが、植物は光合成によってCO2を吸収し、海も大気と
接することでCO2を吸収しています。
これらの排出量と吸収量が等しく、元のバランスが変わらない
ようにすることが『カーボンニュートラル』です」
例えば、植物は光合成によって少なくとも成長期はCO2を
吸収し続けるが、やがて成長が止まるとカーボンニュートラル
の状態となり、さらに枯れて腐敗するとCO2の排出源になっていく。
ただ、植物が取り込んだCO2は、もともと大気にあったもの。
その植物の生涯を見れば、カーボンニュートラルの状態と言える。
この考え方は、人間が植物をバイオマスエネルギーとして
燃焼利用した場合も同じだ。

では「カーボンシンク」とは?
(環境ニュースより)
二酸化炭素などの温室効果ガスを吸収する大気、
森林と海洋のこと。
科学的な議論では海洋の吸収量が問題になるが、
政策的な議論としては森林のそれがメインとなる。
京都議定書では、土地利用の変化及び林業セクターにおける
「1990年以降」の「直接的かつ人為的」な「植林・再植林
・森林減少」といった活動から得られる吸収・排出量に限って
当該国の削減量・排出量に算入できることになり(第3条3項)、
算入方法として、吸収量を基準年の排出量(1990年)の算出
では考慮せず、目標達成期間の排出量の算出には考慮する
「グロス-ネット方式」が採用された。
日本に認められた吸収量算入の上限値は1,300万炭素トン(
基準年排出量の約3.9%に相当)。
これまでは、植物は成長する際にCO2を大量に取り込むため、
土壌の生態系は気候変動のペースを鈍化させる役割を果たして
いるとされてきた。
植物のCO2吸収によって、土壌中のCO2レベルも押し上げられる。
しかし、今回の報告は、CO2の増加は亜鉛化窒素とメタン
という、より温室効果の高い別の2種類のガスの土壌、水田、
湿地からの放出も増やすことになるとし、「土壌の生態系が
地球温暖化を鈍らせる能力は過大評価されてきたことが示唆
されている」と指摘した。
多くの植物はCO2レベルの上昇に伴いより速く成長し、
大気中からより多くのCO2が吸収されるが、その効果の
一部は亜鉛化窒素とメタンが増えると相殺される。
バン・グレーニゲン氏らは、これによって気候変動を和らげる
上でのカーボンシンクの能力がこれまで推定されていたよりも
少なくとも16.6%低くなるとしている。
これは地球温暖化のペースがこれまで考えられていたよりも
速くなる可能性があることを意味しており、同氏らは気候変動の
影響を調べるのに使われるコンピューターモデルを調整する
必要が出てくると指摘した。
亜鉛化窒素の温室効果はCO2の約300倍、
メタンは約21倍に上るという。
・・・・・・・・・・・・・
中国はこのカーボンシンクの考え方を使い、2060年には
中国全土でカーボンニュートラルを達成しようとしている。
ただカーボンシンクの計算方法も違いがあり、それよりも
メタンなどの温室効果ガスが問題だとの考えもある。
とりあえず「カーボンニュートラル」「カーボンシンク」の
言葉を覚えておきましょう。
ではでは・・・
スクラップマスター南
yukimm425@gmail.com